AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6208:チキンカレー

2023年03月01日 | ノンジャンル

 すっかりと春らしい気候になった。最高気温は18℃まで上がったようである。コートを着なくても平気な柔らかい空気感に少し心がほぐれた。

 気温が上がったからか、首筋の不具合も緩和されてきたようである。2月は気温の上下が激しかった。気温が著しく下がったタイミングで首に痛みが出た。気温が下がると当然筋肉も硬くなる。確定申告期の疲労感とストレスも加わり、痛みがでたようであった。

 首の凝りをほぐすように、2度3度首を左右に傾げたりしながら、2階に上がる外階段を登った。昼時にちょうど国立市に差し掛かったので、車をコインパーキングに停めて「無言歌」でランチを食べることにしたのである。

 「無言歌」は、国立市にある名曲喫茶である。ランチタイムにはランチも出している。メニューはカレーのみである。カレーの具材はチキン。価格は950円。

 店に入ると、幾つかのテーブル席が埋まっていた。私は窓際の2人掛けのテーブル席に座った。カレーとブレンドコーヒーを注文して、10分ほど待った。

 

 この店には何度か来ているが、ランチタイムに来るのは初めてで、カレーを食べるのも初めてである。

 「どんな味かな・・・」と興味津々で食べてみた。味わいはかなりスパイシー。カルダモンやクローブなどで 甘い香りを強めに効かせたスパイス配合に感じられた。

 辛さは中辛程度でちょうど良い。白米は艶やかでふっくら、やや固めに炊いてあり、カレーとのバランスが取れていると感じた。

 カレーはそれを造る人の人柄が明確に出るのであろう・・・この店のオーナーの人柄が反映された実に丁寧に作られた優しさが感じられるカレーであった。

 ここは、名曲喫茶なので当然クラシック音楽がかかっている。“Now Playing”と記されたスタンドには、現在かかっているLPのジャケットがかけられている。

 かかっていた曲はベートーベンの「田園」であった。演奏はピエール・モントゥー指揮・ウィーンフィルハーモニー管弦楽団であった。今日の春めいた気候、そしてこの店のチキンカレーと相まって「田園」の楽曲がじんわりと心に染みた。 

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