AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6229:天丼

2023年03月23日 | ノンジャンル

 何事にも「終わり」は来るものである。長い困難の道であった風張林道もようやくゴール地点が見えてきた。

 痛みが出ていた両脚も攣ることはなかった。ほっと安心しながら、左足のクリートをペダルから外して、その足を地面に着けた。

 ロードバイクを降りて、しばし呼吸を整えた。ゴール地点からは奥多摩周遊道がフェンス越しに見えていた。その道を時折オートバイが軽快なエンジン音を響かせて通り過ぎていった。

 上り終えた直後は汗が顎から滴り落ちていたが、標高が高く気温が低かったので、その汗はやがて引いていった。

 恒例のゴール地点での記念撮影を終えてから、奥多摩周遊道路に出て、檜原方面へ下り始めた。

 今日は、「数馬の湯」という名称の日帰り温泉施設の中にある「レストラン とちの実」で昼食休憩を摂る予定であった。

 ウィンドブレーカーを着用していたが、冷たい風を強く受けるのでとても寒く感じた。

 「都民の森」の駐車場の前を通過して、さらに下っていった。下りなので脚への負担はないけれども、寒さが結構辛いものであった。

 「数馬の湯」に到着して、施設の入口手前に設置してあるサイクルラックにロードバイクをかけた。

 建物の中に入ると暖かい。寒さに震えながらここまで下ってきたので、身も心も安心感に包まれた。

 「レストラン とちの実」は、入り口手前にある券売機で食券をまず購入する。たくさんあるメニューから選んだのは「天丼」であった。テーブル席についてしばし談笑していると、順次頼んだメニューが運ばれてきた。

 天丼を空腹にゆっくりと詰め込んでいった。甘辛いたれが実に美味しい。「レストラン とちの実」の中には大きな薪ストーブがあった。その遠赤外線効果により、体はほんわりと暖まった。

 食べ終えてしばしまったりとした時間を過ごした後、帰路を進むために建物の外に出た。出口を出たとたん「寒い・・・」という言葉が思わず口をついて出た。

 再び寒さに震えながら、下った。標高が下がってくるに従って気温が上がってきて、「橘橋」に着く頃合いにはもう寒さは感じなくなった。

 「随分と気温が違うものだ・・・ようやく暖かくなった・・・」と思いながら檜原街道を進んだ。いつものように檜原街道、睦橋通りを走っていって、拝島駅前のファミリーマートで最後の休憩をした。

 そして帰路の最後の行程を走り終えて、自宅に辿り着いた。ガーミンのサイコンに記録された走行距離は124kmであった。

 1ケ月半ぶりのロングライドは、やはり結構堪えた。走り終えて体はガタガタといった感覚であった。これから少しづつ体を元に戻していって、どうにか6月に行われるMt.富士ヒルクライムまでには、元の状態にまでもっていきたい。

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