5740:担担麺

　陽光に照らされて穏やかな気分で休憩タイムを過ごしてから、恒例の記念撮影を済ませた。そして長い下りに向かうことになった。

　下りでは強く風を受けるのでサイクルウェアの背面ポケットに忍ばせていたウィンドブレーカーを取り出して、着用した。

　そして、隊列を形成して下り始めた。重力の力を借りて急峻な下りを走り下っていった。道は何度か大きく曲がる。曲がりながら遠くに見える景色をサングラス越しに眺めた。

　この下りの風景を撮影できると結構良い写真になるはずであるが、手をハンドルから放すことなどできるわけはなかった。

　勢いよく下っていって数馬を越えた。さらに上川乗りの交差点を過ぎていくと、短い上り返しも出てくる。

　そこではクランクに再度力を籠めるが、脚が重い。上り返しは短いので負荷が一時的に高くなってもどうにかやり過ごしていって、ようやく橘橋の交差点まで戻ってきた。

　山間の道をハイペースで走った。今日は平均スピードが高い。7両編成のトレインは常に「快速」状態であった。

　檜原街道を走り切って、武蔵五日市駅まで達した。駅前の交差点を右折した。ここから先は睦橋通りである。

　赤信号に邪魔されなければ、道は広く平坦であるので走りやすい。時々赤信号で止められたが、順調に睦橋通りを走りきった。

　国道16号との交差点で左折して少し走ると、往路でも休憩した拝島駅前のファミリーマートに到着した。ここで最後の休憩をした。

　時刻は午後1時。ここで昼食を摂る。拝島駅の白いフェンスの7台のロードバイクが立てかけられた。駅の構内のアナウンスが穏やかに響いていた。ちょうど西武新宿行きの電車が駅に停まったところであった。



　ファミリーマートの店内に入って昼食を選択した。今日、手にしたのは「焙煎ごま香る！濃厚辛旨担担麺」。

　ごまの風味がポイントの担担麺である。担担麺といっても辛さはそれほどではない。濃厚な味わいスープはまったりしていてどこかしらほっとする。スープがよく絡む麺なので麺をすすると濃厚な味わいがごまの香りとともに口に広がる。

　全体的に味わいが調和していて、こういったまったりとした味わいの濃厚担担麵が好きな人には、かなり受けるような気がした。

　ゆったりとした時間を過ごした後にリスタートした。玉川上水に沿って道を東に向かって走っていき、「百石橋」で東大和組は本隊から分離された。

　百石橋の交差点を左折してまっすぐ北に向かった。新青梅街道の手前で一緒に走ってきたメンバーとも別れて単独走となった。

　新青梅街道を突っ切って北に走っていき、多摩湖の堤防へ向かった。そして多摩湖の堤防にほど近い自宅に辿り着いた。

　今日の走行距離は117kmで、消費カロリーは2,890キロカロリーであった。1km走るのに25キロカロリー消費した計算である。