AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

5723:32回目

2021年11月04日 | ノンジャンル
 週に1回ほどの頻度でZwiftの「Aipa du Zwift」にチェレンジしている。昨晩もいつものようにロードバイクをスマートトレーナーにセットして、チャレンジしてみた。

 11月としては比較的暖かい日であったので、クーラーをつけ、さらに扇風機もロードバイクの前面にセットして、風量「弱」で回した。

 そして選択した「Road to Sky」のルートを走り始めた。スタートから5kmほどの平坦区間を軽く流した。「Aipa du Zwift」の計測開始ラインを越えてから、220ワット前後の平均パワーで走り始めた。

 「Aipa du Zwift」には21個のヘアピンカーブがある。最初のカーブには「21」の番号が記された道標がある。その数はカーブを曲がるごとに少なくなっていく。

 30分ほど走り続け、「10」の番号が振られたカーブを曲がると「あと半分・・・どうにか粘ろう・・・」と自分を鼓舞する。その頃には汗はひっきりなしに落ちていく。

 「5」の番号が振られたカーブを曲がると「残りは少ない・・・ペースを落とさずに走ろう・・・」と、終わりが見えてきているので、精神的には少し楽になってくる。

 そして「3」の番号が振られたカーブにさしかかった瞬間、後ろから韓国の国旗が記されたアバターに抜かれた。

 終盤に入ると皆ペースを上げてくる。明らかに実力差がある場合にはスルーするが、ほぼ同じくらいのスピードで走っている場合、どうしても人間が本質的に持っていると思われる闘争本能に火がついてしまう。

 今回もその後ろに付いて「2」のカーブを目指した。そのカーブを曲がる直前に追い抜いた。そして最後のカーブに向かった。

 「1」の番号が振られたカーブを曲がった。周囲の風景は頂上が近いことを窺わせるものになっている。パワーを270ワットまで上げた。

 しかし、先ほどの韓国人のアバターがその右わきを抜けていった。ラストスパート態勢に入ったようであった。

 そのアバターとの差は一旦開いた。300ワット以上のパワーで駆けているようであった。差が開き過ぎないように私もパワーを上げた。

 ゴールまで残り距離が1㎞を切るとゴールの予測時間が画面に表示されるようになる。ゴールまでの残り時間を確認しながら高い負荷でクランクを回し続けた。

 バトル状態になっていないとそのまま300ワット程の出力でゴールするが、今回のように1対1のバトル状態になった場合には、そうもいかない。

 300ワット以上の出力で間合いを詰めていって、ゴールを示すアーチが視界に入ってくると、ブーストボタンを押す。そして数秒間だけ最大瞬間パワーを500ワット以上に上げた。

 アーチ直前で前を行く韓国人のアバターをかわすことができた。アーチを潜ると脚を緩めた。乱れた呼吸を整えながらゆっくりとクランクを惰性で回した。

 「Aipa du Zwift」のタイムは57分28秒であった。このパターンで「Aipa du Zwift」を走ると、翌日には疲労感が残る。

 今朝起きてベッドから抜け出した時、左脚の膝に痛みを感じた。「もう歳なんだから、バトルすることなく淡々と上るべきであった・・・」と反省しながら、トイレに向かった。

 「前回も同じパターンだったな・・・しかも前回は翌日がチームのロングライドで、さらに大変な目に合った。今日は結婚記念日で一日家族サービスでゆっくりと過ごすからまあいいか・・・」トイレから出て、また暖かいベッドに戻った。今日11月3日は、私たち夫婦の32回目の結婚記念日であった。
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