今日は暦の上では、二十四節気のひとつ啓蟄で、春を迎えだんだん暖かくなって虫も土から出てくるという日だが、そんな言葉がぴったりくるような風もなくポカポカと暖かな陽気になった。
散歩に出ると、頭の上には青空が広がるものの、山は春霞でぼんやりとしている。虫が出てくれば、野鳥たちも餌探しに朝から騒々しい。スズメにカワラヒワにツグミにヤマガラにシジュウカラなどが、木々の上をせわしなく飛び交う。遠くの野原からケーンというキジの声も聞こえてくる。
と、雑木林からひときわ大きな鳴き声が聞こえてきた。ホーホケキョ。ウグイスだ。身を固くして耳を澄ましていると、再びホーホケキョ。間違いない。今年初めてのウグイスの初鳴きだ。やはりこの声を聞くと春がきたなと実感できる。
ウグイスは一羽だけかと思ったら、別の場所でも鳴き声を聞くことができた。
地面の下から出てくるのは虫だけはない。今朝はいくつかフキノトウも採ってきた。この辺の山菜は放射線の量が心配なのだが、かまうものか。食べるのは体に影響が出るほどではない。ラドン温泉にでも入ったつもりで、天ぷらにして食うのだ。
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