おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

彼岸花

2012-09-28 09:10:25 | 日記

 長距離ドライブは、いまだ経験したことがないほどスイスイと順調で、一度も渋滞にかかることもなく、おまけに快晴に恵まれ、最短時間での移動になった。富士山には雲ひとつなく、雨だったり遅い時間だったりで、いつもはゆっくり見ることのできない浜名湖も今回は堪能することができた。

 翌日正午には関門大橋を渡る。と、突然車の窓から飛び込んできたのは、照葉樹林の木立から聞こえてくる蝉時雨だった。東北ではほとんど聞くことができなくなった蝉の声に、夏が再び戻ってきたかのようだ。パーキングで休憩しても、長袖を着ているのは僕くらいのもの。

 高速を下り、九州に入ると一般道を走ったが、両側に広がる田園で目立つのは彼岸花だ。福島の田んぼではまったくと言っていいほど見ることができない彼岸花は、高速道路でも当然ながら目にすることはなく、九州入りして今が満開だと知った。

 午後1時半、無事に実家に到着。少し横になり、夕方からカメラを持ってトトと出かけた。目的は彼岸花の撮影である。

 彼岸花の名の通り、お彼岸前後に満開になる。が、花期は短く、桜同様1週間ほどで姿を消す。

 それにしても東北と比べずいぶん時差がある。午後6時が近いというのに、青空には刷毛で描いたような筋雲が広がっている。

 柿の実が色づくのはもう少し先のようだ。

 田園ではあちこちでサギを見ることができる。電線の上にいたのは多分ゴイサギ。僕らの姿に驚いて、稲穂の間から飛び立つのはシラサギ。

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