おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

ロングトレイル

2018-12-06 11:24:11 | 日記

 山登りやハイキングのガイドブックというのはあるが、僕が今一番気になっているのがロングトレイルだ。直訳すれば長距離の踏み分け道とでもすればいいのだろうか。早い話、歩いて長距離の旅ができる道のことだ。アメリカでは、大陸を縦断できる遊歩道が数本整備されている。登山道と同じように、車の通らない自然の中の道というのは、放っておけば草に覆われたり、土砂で埋まったりしてなくなってしまう。それを維持管理して、新たなレジャーとして楽しもうというのだ。里や観光地も巡ることができ、地元の人たちとのふれあいも期待できるということで言えば、同じように自分の足だけが頼りの登山とはかなり趣が違う。

 考えてみれば、江戸時代の日本というのは、馬車の利用もできなかったため、人は歩いて移動するしかなかった。ということは、日本中に踏み分け道があったことになる。車社会になり疎遠になった山道は、かつては一番の近道だったため、想像以上に人で賑わっていたはずである。時代劇に登場する峠の茶屋も、行き交う人で繁盛していたことだろう。

 マラソンだけでは満足しない人たちが、最近トレイルランというのを始め、登山道を駆け抜けるため、時々問題になる。アメリカのような広大な土地がある国では、トレイルランといったって、登山道とは限らない。そこら中に荒野があるのだから、車の通らない踏み分け道はいくらでもある。

 さて、近頃はそういったロングトレイルを整備しようという新たな動きが生まれ、地域おこしとしても注目されている。そろそろガイドブックも出ているかなと思い探してみたが、まだまだまとまって編集されたものはないようである。

 2014年発売の「ソトコト」という雑誌に、日本のロングトレイル特集があったので購入してみた。そこに紹介されていたのは、大分県の国東半島の135キロのトレイル。ここは毎年修験者の行事があって、峰々を歩いているのを利用して、一般の人も歩けるように整備したようである。ほかにも、南房総の65キロ。京都一周のトレイル74キロや北根室のランチウェイ71キロなど紹介されている。

 そんな中、一番注目したのが、東北、福島から青森までの海岸線に整備が進む「みちのく潮風トレイル」だ。全長は700キロになる予定で、2014年当時100キロが整備済みとあった。今現在どこまで完成しているのだろう。1日25キロ歩いても1ヶ月はかかる勘定だ。いつかは行ってみたいので、今から資料を集めることにしよう。

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