何か面白いニュースはないかなと、ブックマークしているナショナルジオグラフィックのページを開いてみると、「ペットは人を幸せで健康にするのか? 研究が示す本当のところ」という記事が出ていた。
ペットを飼うことが健康にもたらす利点として最も広く知られているのは、ストレスに対処しやすくなること、共感や思いやりの精神が育まれること、孤独の害から守られることだと、ある大学の先生は話す。米精神医学会が調査したところでは、86%の飼い主がペットがメンタルヘルスにおおむね良い影響を与えていると感じており、88%の飼い主がペットを家族の一員と見なしていることがわかった、と結果が出た。
ただし、だからと言って、ペットが飼い主のメンタルヘルスや幸福にどれくらい貢献しているかは、本当のところはわからない。ほとんどの学者が認めている利点もあるが、一部の人が信じているだけで科学的証拠に欠けるものもある。早い話、ペットを飼っている人間は、ペットがいると幸福だと感じることが多いということであって、科学的な根拠はないという話である。
とは言うものの、例えば犬を飼っている人ならありがちだが、犬がいるから1日1回は外を歩く、ということがある。犬がいなくなれば、まるっきり散歩をしなくなる人は多い。そうなると、科学的ではないものの、犬と人間の運動に関連性はあるということになる。
2018年に学術誌に発表された研究では、セラピードッグが子どもの注意欠陥多動性障害に関連する不注意、社会生活への対応の低さといった症状を軽減するのに役立つことがわかった。また、動物をなでるとコルチゾールのレベルが下がることを示す研究や、ペットを飼うと自閉症の子どもの社会的行動が増えることを示唆する研究もある。2022年の研究によれば、心的外傷後ストレス障害に苦しむ人もペットに元気づけられるという。実際、介助犬によって退役軍人のPTSD症状の緩和につながるだけでなく、怒りや社会的孤立の軽減、ストレスに対する回復力の向上にもつながることがわかったと説明している。
が、一番犬を飼うことで得られる特典は、犬を連れて散歩することで、近所に知り合いが物凄く増えるということだと、僕は思う。同じように犬を散歩させている人と会話を交わすことは多いが、犬なんか飼っていなくても、庭仕事をしている人や、毎日通勤ですれ違う人とも、自然と挨拶を交わすようになり、それが日常会話を交わす仲まで発展するケースは多い。
保護犬を引き取るのに、高齢者はダメだと言われるが、本当を言えば、高齢者こそ犬を飼っていた方がいい。孤独を癒す存在であり、ボケ防止にもなり、外出する機会を増やしてくれる存在でもある。なおかつ近所の人とのコミュニケーションを取るのに役立つとなれば、お役所は老人がペットに接する機会を増やす努力をした方がいいだろう。高齢になれば生き物が飼える体力がなくなるというのなら、その時に初めてお役所が出動し、新たな飼い主を探せばいいだけだと思うが、なかなかそんな世の中にはならない。
ペットを飼うことが健康にもたらす利点として最も広く知られているのは、ストレスに対処しやすくなること、共感や思いやりの精神が育まれること、孤独の害から守られることだと、ある大学の先生は話す。米精神医学会が調査したところでは、86%の飼い主がペットがメンタルヘルスにおおむね良い影響を与えていると感じており、88%の飼い主がペットを家族の一員と見なしていることがわかった、と結果が出た。
ただし、だからと言って、ペットが飼い主のメンタルヘルスや幸福にどれくらい貢献しているかは、本当のところはわからない。ほとんどの学者が認めている利点もあるが、一部の人が信じているだけで科学的証拠に欠けるものもある。早い話、ペットを飼っている人間は、ペットがいると幸福だと感じることが多いということであって、科学的な根拠はないという話である。
とは言うものの、例えば犬を飼っている人ならありがちだが、犬がいるから1日1回は外を歩く、ということがある。犬がいなくなれば、まるっきり散歩をしなくなる人は多い。そうなると、科学的ではないものの、犬と人間の運動に関連性はあるということになる。
2018年に学術誌に発表された研究では、セラピードッグが子どもの注意欠陥多動性障害に関連する不注意、社会生活への対応の低さといった症状を軽減するのに役立つことがわかった。また、動物をなでるとコルチゾールのレベルが下がることを示す研究や、ペットを飼うと自閉症の子どもの社会的行動が増えることを示唆する研究もある。2022年の研究によれば、心的外傷後ストレス障害に苦しむ人もペットに元気づけられるという。実際、介助犬によって退役軍人のPTSD症状の緩和につながるだけでなく、怒りや社会的孤立の軽減、ストレスに対する回復力の向上にもつながることがわかったと説明している。
が、一番犬を飼うことで得られる特典は、犬を連れて散歩することで、近所に知り合いが物凄く増えるということだと、僕は思う。同じように犬を散歩させている人と会話を交わすことは多いが、犬なんか飼っていなくても、庭仕事をしている人や、毎日通勤ですれ違う人とも、自然と挨拶を交わすようになり、それが日常会話を交わす仲まで発展するケースは多い。
保護犬を引き取るのに、高齢者はダメだと言われるが、本当を言えば、高齢者こそ犬を飼っていた方がいい。孤独を癒す存在であり、ボケ防止にもなり、外出する機会を増やしてくれる存在でもある。なおかつ近所の人とのコミュニケーションを取るのに役立つとなれば、お役所は老人がペットに接する機会を増やす努力をした方がいいだろう。高齢になれば生き物が飼える体力がなくなるというのなら、その時に初めてお役所が出動し、新たな飼い主を探せばいいだけだと思うが、なかなかそんな世の中にはならない。
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