九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

娘の結婚式など大行事続きで、クタクタ!  文科系

2008年06月23日 08時15分43秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
21日は娘の結婚式。友人たちとの手作り結婚式だった。
式司会は職場の同僚(上司)、友達数人で運営された披露宴2次会にも出たが、若い人々が60人も参加されたろうか、もの凄くにぎやかだった。などなどで、とても良い式だったと思う。なお、両方の両親夫婦はほとんどお客さん、何もしなかった。

教育学部音楽課程出身で、海外青年協力隊(音楽教師で中米に2年行った)を経て、遅く小学校教諭になった娘らしく、音楽に溢れた結婚式だった。チャペル風の建物への2人の入場も生合唱トリオ「アベ・ベルム・コルプス」など。披露宴は、彼氏の弟の津軽三味線で入場、オーボエの生演奏でシューマンの曲や、ソプラノ独唱などがあった。これは娘がピアノ伴奏。
披露宴会場のピアノが、今や幻の「ベーゼンドルファー」。これがあったからこの式場にしたと言っても過言ではないらしい。
僕も、披露宴2次会冒頭でギターを弾いた。2人の入場の音楽として。全く上手くいかなかったけれど、早く入場してきてくれたので助かった。

披露宴では、そんな予定は全くないと思っていたのだが、泣いてしまった。僕にとっては全くのハプニング。披露宴最後に、こんなことがあったからだ。最後の娘の「言葉」冒頭が、こんなふうだったのである。
「お父さん。私の音楽好きの原点は貴方との保育園の往復の日々。2人で自転車で歌いながら通ったこと。「ちょうちょ」とか「聖しこの夜」とか、よく歌ったね。思えば、こんな小さな時から、2人で2部の合唱をしていた。   私たちも、音楽に溢れた家庭にしたいと思います」
それで僕はその後の応答の言葉のなかで、急遽こう返すことになった。
「君が覚えている自転車通いの話は、兄ちゃんが入学した後の最後の2年。その前の送迎はこうだったはず。家族4人で車で家を出て、車の中で朝食を取りながら、まず母さんを遠くの職場まで送っていく。それから、家の近くの保育園まで戻ってくる帰りには、3人で歌ばかり。ここまでの時間約、70分。それから僕の出勤。お迎えも僕で、また歌ったりね。その間に母さんは夕食作り。夕食を食べると、僕はまた、出勤。こんな2人の送迎7年こそ、僕を父親らしくしてくれたんだと思う。こんな僕は凄い薄給だったけど、今振り返れば僕らは豊かだったんじゃないかな」


そして昨日は、ギター友達たちの発表会があって、そこに友情出演。独奏1曲と、フラウト・トラベルソという楽器とのデュオを2曲と。独奏は4ヶ月も励んできた曲なのに、7割のでき。デュオはテンポ合わせに苦労した。「2人で配慮しあいの悪循環」というところで、5割のできか。


疲れた。クタクタだ。けれど、28日には「ギターで遊ぶ飲み会」が我が家である。当ブログ5月5日に第1回目の報告を投稿したその会の、2回目だ。春夏秋冬と年4回やることになった。同好の士の交歓には格別なモノがある。献立作り、買い出し、料理と頑張ってやろう!
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世論調査の落とし穴(野田氏のメールから)         ネット虫

2008年06月22日 21時37分01秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
★つねづね世論調査というものの信頼性について疑問があったのですが、「国民投票」の運動のリーダー野田氏のメールを読んでなるほどとうなづいた。

********* 野田氏のメール ***********************************:**

6月16日毎日新聞の世論調査結果の一部を紹介します。読売との比較もしました。
やはり世論調査は質問の仕方で随分影響されますね。

1 後期高齢者保健制度を以前の老人保健制度に戻すことに

  賛成  56    反対  30 (毎日の調査)


(参考 読売新聞の世論調査)

Q この制度について、民主党などの野党は、高齢者の負担が重いなどとして、とりあ えず以前の老人保健制度に戻すように主張しています。あなたは、こうした野党の 対応を、評価しますか、評価しませんか。

 答え 1.大いに評価する 17.4   3.あまり評価しない 29.4
    2.多少は評価する 35.9   4.全く評価しない  12.1 5.DK.NA 5.2)

2 福田首相の問責決議が参議院で可決されました。福田首相は衆議院の解散も内閣総辞職も行わない考えです。この対応を評価しますか。

    評価する    29%
    評価しない   61 ( 毎日の調査)


(参考 読売の調査)

Q 参議院は、福田首相に対する問責決議を、民主党などの賛成で可決しましたが、衆 議院での内閣不信任決議と違い、法律上の効力はありません。あなたは、今回の問 責決議について、「参議院の意思を明確にしたことは意味があった」と思いますか、 それとも、「法律上の効力はなく意味がなかった」と思いますか。

 答え 1.意味があった 36.2   2.意味がなかった 50.2   3.DK.NA 13.5)

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モンスター・ペアレントの生みの親   落石

2008年06月22日 09時48分31秒 | 時事問題
給食の時、我が子に「いただきます」と言わせないでほしい。
こんな親からの要望があるということ。
モンスター・ペアレントの登場。

いったい何故なの?

給食費を払っているのに、頂きます、
というのはオカシイというのが理由とか。

確かに理屈は通っている。
こうした親たちを育てたのは、今の高齢者である私たち。
私達のなかにも、こうした考え方があったから、
こうした子どもが育ってきたのかも。

この話を聞いて思い出したのが、中学の昼休み。
お弁当を食べる時に呪文のごとく唱えさせられたコトバ。
「ホントウニ生キンガタメニ、今、コノ食ヲイタダクマス・・・」
後を覚えていないのが残念。
同年輩の人も、子どもの頃、家で、
先祖や親、天に感謝するコトバを述べたという。

「いただきます」というコトバを
学校から給食をいただいているとしか理解できなくなったのは何故か?
天地から食をいただいている、という意味がスッポリと抜けてしまった。

これは私達の生活から「祈り」が消えていったことと深く関わっていそうです。
自分や人間を越えた存在を想像する能力がなくては、
祈りは生まれてきません。
私達の世代は人間中心のヒューマニズム、個を大切にすることを
第一に考えてきました。
それが新鮮だったのは、人間や個を抑圧する軍国主義などが存在していたから。
対抗するものが消えていった後に、
ヒューマニズムが変質する可能性に気づかなかった。

子どもの世代は、そういう対抗する存在のないなかで、
人間中心、個の尊重を刷り込まれて来た。
人間を越えた存在を否定したために「祈り」は消えてしまった。
いただきます、の相手は見えなくなってしまったのでしょう。

もちろんバランス感覚がある人がほとんどですから
極端な行動に走るのは、ごく一部でしょうが、
根底には同じ考えがあるのではないでしょうか。

こうした極端な考えは「個」を越えた「公」というものをも無視して
「給食費の不払い」にまで発展しているようです。

さて、不払いの論理の根底にある「個」(我)の重視が
さらに進めば、世の中、どうなっていくのでしょうかね?

新自由主義といった考えなども、他人の痛みを想像しようともしない
ホリエモンをヒーローとして作り出しています。

こうした風潮に対抗する考えをキチンと提示していくのは
我々世代の責任でしょうね。

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名古屋高裁の画期的判決を報告が地元で     まもる

2008年06月21日 08時56分32秒 | 国内政治・経済・社会問題
★岐阜の風仲間の近藤さんから情報がはいりました。是非どれかに参加してください。東京や九州、神戸など全国的に講演依頼が殺到しているようです。
 地元で聴けるチャンスが多いようです。お見逃し無く。
 私の参加する昭和区九条の会でも是非お招きしたいとおもっています。 まもる

☆4.17の名古屋高裁の画期的判決を報告すべく、弁護団や「自衛隊イラク派兵差止訴訟の会」代表の池住義憲さんが全国を駆けめぐっています。
池住義憲さんが講師を務めるもののうち、「向こう3週間内・オープンなもの」について、下に貼り付けます。
機会がありましたら、是非ご参加下さい。

                 近藤ゆり子

/////////////////////////////////////////////////////////////

●6月25日 東京 五本木九条の会主催講演会 
日時: 6月25日(水)18:30~20:30
場所: 日本聖公会聖パウロ教会(等級横浜線「祐天寺」駅下車徒歩5分)
タイトル: 『裁判所は役割を果した 今度は私たちの番だ!』 ~~名古屋高裁イ
ラク派兵違憲判決を受けて
問合せ先: 五本木九条の会(090-8044-8524 にれはらさん)

●6月28日 名古屋 春日井革新懇主催学習会 
日時: 6月28日(土)13:30~16:00
場所: レディヤンかすがい(名鉄バス春日井線「春日井高校前」駅下車徒歩1分)
タイトル: 『自衛隊イラク派兵違憲判決から学ぶ ~~私たちの生活にどのような
影響を与えるか』
問合せ先: 革新統一春日井懇談会(0568-82-3546)


●7月3日 福岡 自衛隊イラク派兵差止訴訟の会・熊本主催 
日時: 7月3日(木)18:30~20:30
場所: 九州キリスト教会館(地下鉄「赤坂」駅下車北400m)
タイトル: 『自衛隊のイラク派兵は憲法違反! 名古屋高裁判決の画期的意義を語
る』
問合せ先: 自衛隊イラク派兵差止訴訟の会・熊本(096-366-0447)

●7月5日 名古屋 天白学区九条の会主催学習会 
日時: 7月5日(土)13:30~15:30
場所: 天白生涯学習センター(名古屋市バス「原中学校西」下車西へ約600m)
タイトル: 『派兵は違憲!! ~~名古屋高裁判決から九条を学ぼう』
問合せ先: 天白学区九条の会(052-802-3600 渡邊さん)

●7月5日 名古屋 愛大9条の会主催シンポジウム 
日時: 7月5日(土)16:00~19:00
場所: 愛知大学区車道校舎(地下鉄桜通線「車道」下車徒歩2分)
タイトル: 『4.17 名古屋高裁判決の意義を語る』
問合せ先: 愛大9条の会(jimukyoku@aidai9jo.sakura.ne.jp)


●7月11日 神戸 神戸学生青年センター主催報告会 
日時: 7月11日(金)18:30~21:00
場所: 神戸学生青年センター(JR「六甲道」駅下車徒歩10分)
タイトル: 『9条のある国がすてきだ! ~~名古屋イラク派兵違憲判決報告』
問合せ先: 神戸学生青年センター(078-851-2760)

●7月12日 名古屋 日本聖公会中部教区憲法プロジェクト主催講演会 
日時: 7月12日(土)14:00~16:00
場所: 名古屋聖マタイ教会(地下鉄桜通線「御器所」駅下車徒歩5分)
タイトル: 『画期的判決! ~~グローバル化する戦争・9条』
問合せ先: 日本聖公会中部教区センター(052-858-1007)

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玉田の凄さ!  文科系

2008年06月20日 19時51分16秒 | スポーツ
ジャパン代表の昨日の練習で、こういうことがあったらしい。

玉田 「俺が動き出しているのに、(トップ下に入った)本田がそれを見ていないことが多かった。あれじゃ彼があのポジションに入った意味がない」
本田 「後方を見ることが多くて、前が見えなかった。いけなかった」

玉田は、本田がグラの元後輩だからこう語ったのだろうか。違うのである。彼はオマーン戦前の練習後にも、俊輔に同じことを言っていて、あの俊輔がこう応えている。
「玉田の動き出しは世界水準でも凄いモノ。あれを時々俺が見えていないことがあったが、俺の方が悪い。あれは、見てあげなくちゃいけない」

日本が一番弱いのは「流れの中での点」。そのためには、フォワードに皆が合わせてやらないといけない。全盛期の磐田が、中山、高原の動きだしに合わせて全てが順をおって動き、今でも語りぐさの好チームを作っていたようなものだ。

玉田は今季2点しか取っていない。それが何故、代表のワントップ? これが皆さん解りますか? 目に見えないところでもの凄く犠牲になって(敵のDFを引き連れて”潰れる”という表現をする)、リーグ2位のヨンセンの得点を助けているのですね。
よく ”フォワードは得点が全て”、”フォワードはエゴでよい”と、こんな声を聞きますが、これは素人の観点と言えると思います。

アドリアーノとかフッキみたいなFWは日本には合わないし、第1生まれない。また、サッカーを遅らせるFWだと思う。筋肉が日本人とちがうのだし。日本人が百mで勝てないようなもんです。


話は変わりますが、サッカーの評論家って全く不勉強と思う。
先ず何よりも、僕が上に書いたような選手自身の言葉を拾わない。また、文章の中に統計数字が非常に少ない。それらのかわりに、抽象的な自分の観点や、昔のエピソードの、それも思いついたようなだじゃれに近いようなモノも含めたくだらないモノが多い。まるで、頭の中からひねり出したことだけで、文章、原稿料を埋めているような。
また、そのような意味では、サッカーダイジェストの方がサッカーマガジンやナンバーなどよりもずっと優れていると思う。日本のサッカー雑誌が良くならないと日本のサッカ-も良くならないので、一言抗議したかった。

サッカー評論に、変な例えや比喩や、余分な昔話は要らないということだ。
また、個人よりも組織をもっともっと、数字を挙げて話して欲しい。
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大河ドラマの功罪   落石

2008年06月20日 19時05分31秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
先日、長野県の上田に遊びにいってきました。
上田といえば、真田一族。街には真田十勇士の紹介があちこちに。
真田の里にも足を伸ばし、真田城址にも登ってみました。

昨年の大河ドラマの「風林火山」の幟旗があちこちに。
城跡からは、春霞のなかの真田の里が望めます。
駐車場の車のなかに中年の男の人がいたのですが、
いつの間にか、近づいてきて、城について案内を始めました。
「名古屋から来た」というと、「信長と家康は敵」と、
いったので、ちょっとビックリ。

たしかに武田一族を滅ぼしたのは信長。
長篠の戦では、真田の跡継ぎが相次いで戦死、
残った幸村も家康と戦って戦死しています。

そういえば、NHKの大河ドラマでは、
戦国時代と幕末が、よく採り上げられます。
私達は、戦国時代の山本勘助や篤姫に、
感情移入して楽しんでいるわけですが、
もし当時、NHKの大河ドラマがあったら、こんなに視聴率を取ったのでしょうか?

百姓であった我々の御先祖は、山本勘助や篤姫に
感情移入していたのでしょうか?
どうも、そうは思えないのです。
おそらく別世界のことと思っていた人たちが大部分だったのでは、
ないでしょうか。

では、今日の我々は、なぜ、戦国時代や幕末のドラマを楽しむのか?
テレビを見ながら、勘助になって戦い、篤姫になって幕政に関わる。
ヒーローやヒロインと同じ時代を生きているという感覚が
楽しみを支えているように思います。
彼らの夢は国家の統一であり、国家を危機から守ることです。

私達は無意識のうちに国家に感情移入をしているのでしょう。
これは良くもあり、悪影響もありそうです。

異論ありかな?

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山崎VS安倍論争   落石

2008年06月20日 11時16分55秒 | 国内政治・経済・社会問題
今朝の中日新聞によれば、北朝鮮の拉致問題に関して
山崎氏は「対話の努力は百害あって一利ないという人もいるが、
幼稚な考えだ」と、暗に安倍さんを批判。

これに対して、安倍さんは、「政府以外の人が甘いことを
言って交渉するのは、百害あって一利なし。百害あって利権あり。
交渉すること自体に害があると誤解して批判するのは
日本語能力がない」と、反論。

   

アメリカがテロ国家の指定を解除する方向に
動き出したために、自民党内の内紛が表面化。

さてさて・・・
どっちが良いんでしょうね?


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澤地さんの話         まもる

2008年06月20日 09時41分28秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
風仲間、鎌倉の神谷さんからのメールです。活動の勇気をもらいました。私も聴きたかったなあ。
******************************************************************
 以下は「澤地久枝さん講演」の感想です。

昨日2008.6.11、相模大野のグリーンホールで行われた澤地久枝さんの講演会に行きました。
「希望と勇気、このひとつのもの」という題。

さがみはら九条の会の主催、発足の会での記念講演です。
小田実さんに関する話が中心でしたが、そのお話の中で、私が泣けた話。
 昔、この相模原でベトナム戦争の米軍戦車が修理されてまたベトナムに行時、
相模原市民が基地前に座り込みして、100日間戦車が出るのを止めた。
そんな行動をとりつつも、市民には、「こんなことしていったい何になるんだろう?」「たった100日止めることしかできなくて無駄なことではないか?」というなんともやるせない思いがあった。

 けれど、ベトナム戦争も終わり、ずいぶんたってから、ベトナム戦線で地下トンネルを通い昼間は戦場の兵士として戦い、夜は村に帰って赤ちゃんにおっぱいをあげていた女性が話してくれた。「そのとき、赤ん坊にお乳あげながら聞いていた短波のラジオから、『日本の相模原市というところの市民が、座り込みして100日間ベトナム行きの戦車を止めている』というニュースがながれてきた。どんなに励まされたかわからない。」と。

 澤地さんは言いました。
 戦争を止めさせるには、国や色々な違いを超えたネットワークを作る以外に方法はない。そう思いませんか?
どんなに遥かかなたに見えることでも理想をもつことが、人間のしるし。希望をもつことで、やらなきゃならないことが見えてくる。一人の人の勇気は、隣の人の勇気の元になる。希望の中から力が見つかる。
ひとりでもやる。ひとりでもやめる。「ここからひかない」と思い定めた時、半歩でも前にでる。そこから力はでる。近くの愛する人といっしょに。

覚悟、、、77歳の言葉は力強く、心から年長者に対する尊敬の思いを感じ、励まされました。

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面白い社会を勝手に作ろう」高円寺の松本さん     朝日の記事より

2008年06月20日 00時00分39秒 | 国内政治・経済・社会問題
★朝日新聞に下のような記事を見つけました。中でも斬新なのは、商店会や町内会など“守旧的”な組織も巻き込む作戦だ。「町内会や商店会は、貧乏人が生きていくのに使えます・・・・」
 こんな言葉にビックリ。このたくましさ、平和運動にも何かヒントになりそうですね。   ( まもる)


********************朝日の記事****************************************
 高円寺論壇のオピニオンリーダー、貧乏人の星、ストリートゲリラ……。どう形容してもぴったりこないのは、この人の方法論が、ふざけきっているから。東京・高円寺にあるリサイクルショップ「素人の乱」店長の松本哉(はじめ)さんが、初の単行本『貧乏人の逆襲! タダで生きる方法』(筑摩書房)を出した。

 家賃を下げる交渉術、タダ飯のありつき方など貧乏人生活術、店を開いて勝手に生きる術、「文句があったらでかい声で言え」とデモや地方選挙出馬マニュアル……。「勢いだけで書いた」文章がほとばしる。旅行ではなく都内の移動手段としてのヒッチハイクは「当然の権利」とするなど、その主張はラジカル(根源的)だ。

 著者の主張は「それぞれ個人が勝手に生きること」。だから格差社会は問題だという論調にもくみしない。「負け組もがんばって経済強者になりましょうというのが前提になっている。そんな生き方ごめんですよ」

 中でも斬新なのは、商店会や町内会など“守旧的”な組織も巻き込む作戦だ。「町内会や商店会は、貧乏人が生きていくのに使えます。デモなど騒ぎを起こしたって『あの兄ちゃんがやってんならいいか』となる。自分たちが勝手に生きられる生活圏を自分たちで作る。これが一番腹のすわった闘争でしょ」

 路上で勝手に鍋作戦など、ふざけた企画が目白押しの松本さんの店、デモ、選挙(区議選に出馬した)には、周囲にどんどん仲間が増えてくる。店も、リサイクルショップだけではなく多彩になった。

 「こうなったらいい社会ができるなんてアジテーションは信じない。北朝鮮もソ連も、ユートピアを示してあんな国になった。僕らは、まず自分たちが勝手に面白く暮らしている社会を作っちゃって、それを今の社会――会社での競争、大量消費、住宅ローンなんかを強いられ死んでいく社会と対置させたい」

 自伝の『貧乏人大反乱』(アスペクト)や対談集など、今年は5冊の出版が予定されている。(近藤康太郎)
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ユーロより、グランパス?   文科系

2008年06月19日 14時40分01秒 | スポーツ
このブログのサッカー愛好者はどうも、ユーロよりグランパスのようだ。各日のアクセス数を見ていて、そんな気がする。
だけども、日本のサッカー、スポーツだけ見てると常識であることが、世界の一部から見ると非常識であり、将来はそっちのがスポーツとしての優位性があるのではないかということも知るべきであると思う。それが例えば18日拙稿で見たようなユーロ2008のオランダ、対ルーマニア戦の選択である。
イングランドやオランダでは、「同点で予選通過なら、なるべく自陣でボールを回していればよい」とか、野球の敬遠策とかは、「紳士にあるまじき敢闘精神の欠如」、「そんな姑息な手を使って勝ち残って、面白いかい!!?」となろう。

ともあれ、今回はグランパスの話、「これから当分、勝利が続く」ということ。
例えば、目鼻が利くマスコミがそう予測している。どういうことか。

当分、オリンピックで若手好選手やオーバーエイジ3人が取られるチームが出るということである。もちろん、DFの吉田とかをグラもとられるだろう。オーバーエイジでは、神戸・大久保、川崎・憲剛などがうわさされている。
梅崎が取られる浦和。川崎は、谷口に加えて憲剛まで取られたら、チーム力半減以下だろう。長友と梶山のFC東京も困ってしまう。鹿島は内田、ガンバは安田だ。
さて、そうなると①層の厚いチーム、②活躍中の若手が大学出のチーム、③外国人3人が良いチームなどが有利である。そうなるとまさに、「グランパスの独断場到来!」

まず①が凄い。本田が抜け、玉田や吉田がいなくても、ナビスコカップなどで全く困らなかったのである。その強いこと!! 巻など大学出の急成長があるからだ。②は言わずもがな、小川、竹内、阿部、皆大卒なのである。③がまたまた有利。グラの外人3人は不動のレギュラー。それもここまで、リーグピカイチの大活躍中だ。

これとても「相手の弱みにつけ込むスポーツ精神の欠如」などと言わないで欲しい。選手層を厚くしたストイコビッチ、フロントの功績なのだと述べたい。
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小泉変節!   落石

2008年06月19日 09時22分13秒 | 時事問題
今朝の週刊文春の広告です。
国交正常化なくして拉致問題は解決しない。
と小泉さんは、変節したとのこと。

今朝のNHKのニュースは、アメリカの国務長官が
北朝鮮の核問題が進展、テロ国家指定の解除を言明、と。

先日来、拉致被害者の家族がアメリカに渡って
ロビー活動を展開してきました。

日本政府のある層は、この拉致問題を政治的に利用してきました。
その最高責任者が小泉さん。
それが一転、方針変更。
うしろに誰がいるのかは、一目瞭然ですね。
文科系さんの投稿を読めば、ますます小泉さんの正体が
白日のもとにさらされたわけです。

一時はブームになっても、時間の眼はごまかせませんね。

一日も早い拉致問題の解決は、どの道なんでしょう?
これはとても重要な問題です。
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平和のつどいの講師紹介です。         まもる       

2008年06月18日 11時17分11秒 | 国内政治・経済・社会問題
★私の参加する「昭和区九条の会」の三大イベント(美術展4月・ともし火ウオーク12月・平和のつどい8月)の一つ「昭和区平和のつどい」が今年も8月2日に企画されています。
 毎年、講師を呼んで憲法や平和について考える企画を用意しています。
 今年は、立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の「安斎 育郎氏」にお話をしてもらうことになりました。得意の手品などを交えながらの巧みな語り口には定評があり「手品などの楽しい騙しから、国民を相手にした国家的な騙し」まで分かりやすく話してもらえる予定です。
 ぜひ参加ください。 このブログへも安斎氏の情報を時々紹介したいとおもいます。
 
★写真は、「平和のつどい」の参加券です。クリックして拡大してご覧ください
平和のつどいの概要が書かれています。

*****************************************************************
安斎育郎(あんざい いくろう、1940年4月16日 -)は、立命館大学特命教授・名誉教授、立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長。専門は、放射線防護学、平和学。

東京都生まれ。東京大学工学部卒業、同大学大学院を修了し、工学博士号を取得。東京大学医学部助手、立命館大学経済学部教授を経て、1988年から立命館大学国際関係学部教授。2007年4月より、京都造形芸術大学非常勤講師として平和学を担当。趣味はマジック(東大奇術愛好会会長だった)。

長年、東大教官(公務員)として勤めながら、「雇い主」日本国の原子力・核政策を激しく批判してきたことで知られている。そのために不遇な時期もあった。

立命館大学に移籍してからも本業としてその活動は続けている(東海村臨界事故の調査活動や反核運動・平和運動など)。

その一方、擬似科学やオカルト現象を批判・解明する「不思議博士」(「ジャパン・スケプティクス」の元会長)としてもその名が知られるようになった。

その活動の一環として「超能力を科学する」「人間がなぜだまされるのか」の演題で年数十回の全国講演(勤務している立命館大学のほか、地方自治体、さらには企業の研修)や著書執筆を行う他、頻繁にメディア出演(2004年12月-2005年1月、NHK人間講座「だます心・だまされる心」の講師役、新聞雑誌のインタビューやテレビ出演など)もおこなっている。加えて、同僚の木津川計が主催する雑誌『上方芸能』に「霊感を科学する」というエッセイを毎号発表している。

上記の講演やエッセイは安斎氏のユーモアと含蓄ある語り口が、大変面白いと評判となっている。評論家で仏教者の宮崎哲弥からはその活動(著書『霊はあるか』『だます心 だまされる心』)を激賞された。

一方で批判されたオカルト陣営からは目の敵にされる事もある。たとえば一時オウム真理教から名指しで攻撃を受けたり、その前後に謎の人物から嫌がらせをされた。また、さまざまな方面から「安斎教授は『科学ガリガリ亡者』だ。」といわれたこともある。

ただ、安斎自身は「世の中にはまだ科学でもわからない事がたくさんあり、急いで決めずに調べていけばよい」「科学のなすべき役割と宗教の役割は別。それぞれにそれぞれの持分がある(ただ、お互いに侵してはいけない領域もある)」という柔軟な姿勢をとっていることから、科学原理主義者ではない。

これらの活動に加え、「在野」の放射線・放射能専門家としても活躍している。最近ではアレクサンドル・リトビネンコ事件やら北朝鮮核実験についてマスコミから取材をよく受けている。

イラストレーターの安齋肇は、甥にあたる。


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サッカーは米国系スポーツと全く違う!  文科系

2008年06月18日 06時46分31秒 | スポーツ
「ユーロ2008」の一昨日の拙稿が事実となって顕れた。僕は改めてこう叫びたい。そして今、何か高揚したような嬉しい気分である。
「サッカーは米国系スポーツとは全く違う。『真のスポーツ精神』が、まだまだ残っている」

オランダがルーマニアを2対0で負かしたのである。こうしてオランダは、スポーツの精神を貫いて、自らの優勝確率を大幅に減らすという「愚行」を敢えて行ってみせた。サッカーには、「ジェントルマンスポーツ精神」が明確に存在すると証明してみせたわけだ。サッカーは勝利第1主義でもないし、「興行」でもなかった。

では、ことの次第をもう一度順を追って。

14日当ブログで、僕はこう書いた。
「オランダはルーマニアに負けるだろう。そうすれば第1と第2の優勝候補を同時に蹴落とすことができるのだから。そして、自らの優勝確率を飛躍的に高めることができるのだから」
ところが1昨日にはこの予測を、こう訂正した。
「いや、前言は訂正する。サッカーなどのイギリス系スポーツには、勝利第1主義ではない真のスポーツ精神が一部残っているから、オランダは案外ルーマニアを負かしてしまうかも知れない」

そして、本日。オランダ対ルーマニア戦も、イタリア対フランス戦もともに2対ゼロとなった。
オランダは、自らにとって最も恐い相手・イタリアを、予選敗退という窮地から救って見せたのである。イタリアもフランスも同時にたたき落とす道が自分の手にあったのに、その「勝利第1主義の道」を投げ捨てて、見せたということだ。

ちなみに繰り返すが、世界順位はイタリア3位、フランス7位、オランダ10位であり、また伊仏は、直近のワールドカップドイツ大会における優勝国と準優勝国である。そして、ルーマニアが勝てば、伊仏ともに予選落ちという局面だったのである。


さて皆さん、僕はサッカーがますます好きになりましたよ。日本人も少しスポーツの考え方を変えなければいけませんね。折良く「週刊スポーツダイジェスト誌」最新号に、こんな言葉が載っているのでお読み願うことにしよう。こういうイギリス的スポーツ精神を、三浦カズの兄・泰年がこんなふうに証言している。彼も有名な元Jリーガーだ。

「プレミア(文科系注 プレミアリーグ。イギリスのサッカー一部リーグのことである)では、わざと長い時間倒れて時間稼ぎをしているような選手がいると、観客からブーイングが起きる。カードを出されて審判のもとに行かない選手はいないし、ロスタイムに時間稼ぎをするようなこともない。むしろ、臆せず、もう1点取りに行くというのが当たり前で、彼らの規律ある厳しさ、フェアプレー精神は日本が見習うべきものとも言える。ただ、だからイングランドはワールドカップで66年以来、優勝していないのかも知れないが」

それかあらぬか、今ユーロ2008もイングランドは非常に珍しいことに、予選落ちしていて、今行われている本戦そのものに出られていない。予選落ちさせた立役者は今回いよいよ台風の目となってきたクロアチアである。このクロアチアはしかも、予選最後のイングランドとのゲームで、こんなことまでをやってみせている。 局面は2対2。このまま行けば、クロアチアはこのゲーム前に既に予選通過を決めているし、イングランドも予選通過となって、両チーム安泰。この場面でクロアチアはあえて点を取りに行き、イングランドを自分の手で2連敗させてたたき落として見せたのである。ゲーム後のクロアチア監督談話がこうだ。
「我々の強さを世界に見せつけたかったから、全力で行った」
これも、サッカーの祖国を相手として世界に示して見せた、変な情け容赦のない「スポーツ精神」!!
サッカーはイイナー!!

日本サッカーもそろそろ、こんなことは止めて欲しい。
「痛がってねて、反則をもらおうとしたり、時間稼ぎをしたり」
「『マリーシア』ともっともらしく述べて行う、種々の反則」
「勝っているとき終盤の時間稼ぎ」
「同点なら予選通過という時などに、攻めずに身方陣地内でボールを回すだけといったような『敢闘精神が欠如したプレー』」
逆に、こう言いたい。
「プロのスポーツ選手なら、どんな時も攻めるべきだ。勝利が第1なのでもないし、ましてや金が第1なのでもない。スポーツは単なる『見せ物』、『興行』なのではなく、『スポーツ』なのだ」
アメリカスポーツがこういう精神をいかに損なってきたか。だからあの国に薬物が蔓延したのだと思う。ちなみに、イギリスはスポーツへの薬物汚染が最も少ない国ではないだろうか。
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再掲、「先進国有数のモラルハザードの国、日本」  文科系

2008年06月17日 04時16分34秒 | 国内政治・経済・社会問題
本日、ネット虫さんが、ブッシュのイラク戦争をその根本から否定した米議会の決議採択ニュースを投稿してくださった。ネット虫さんはあわせて、こういう米国の動きを全く知らせない日本のマスコミに憤慨されている。米下院でこの11日に圧倒的多数で「ブッシュのイラク戦争関連の弾劾決議」が通っているなどとは、日本では確かにほとんど話題になっていない。マスコミの「共同作戦」なのだろうと言うしかないのである。酷い話だ。

ネット虫さんのこの投稿へのエールとして、日本マスコミへの現状告発もかねて、去年の当ブログ拙稿を再掲する。07年5月19日の同じ表題のものである。

日本という国は、他の先進国と比較しても、なんと為政者に甘い、酷い国になったものだろうか。これは主権者としての我々の責任なのだ。


【 ブレア英首相が退陣した。イラク戦争参戦を国民から非難されて。国民が十年の長期政権を許すほどに支持した人物なのだから、この参戦への批判がいかに大きかったかが分かろう。そう思って周囲を見れば、イラク派兵で躓いた「世界の顔」はじつに多い。イタリアのベルルスコーニ首相、スペインの首相、いずれもこの戦争への派兵が原因で内閣を潰した人々である。本家本元のアメリカはと見れば、国民に選ばれた正副大統領以外は、全滅である。ラムズフェルト国防長官、ボルトン国連大使とか、開戦理由の偽情報を流した責任者ということで詰め腹を切らされたケネットCIA長官もいる。国会議員選挙に大敗した共和党にとって次期大統領選挙は余程の奇策でもない限りもはや絶望的だとの報道も流れている。
 さて、ひるがえって日本を見ると、まるでモラルハザードのような様相である。「自衛隊の行く所は戦闘地ではない」と言い切った小泉首相。また冬柴前公明党幹事長が「派兵に反対するということは、テロ行為を認めることになる」と得意そうに発言したときの顔も、はっきりと思い出すことができる。これは、以前千里眼さんが書いたコメントの言葉だ。これら全て嘘の理由で無理矢理でっち上げられた開戦に踊らされたものだとは、今や誰の目にも明らかであろう。しかも日本の参戦は英伊などよりも遙かに罪が重い。それを許さないはずの憲法九条の国で、国連決議もない有志派兵に屁理屈付けて強行突破を敢行したのだから。それでいて国民からは米英伊とはほど遠い批判しか出ず、自公政権は安泰であって、小泉などは院政を摂るかの勢いである。

 なんという国かと思う。戦争に特別に鈍感な国。人道に鈍感な国とも言えるだろう。こうした国家のモラルハザードに目を付けるならば、民度がとりわけ低い国と告発しても良いはずである。
 僕は毎日のテレビで、イラクで人が死ぬニュースを見るたびに、我が国のこのモラルハザードを胸に刻み込むことにしている。本当におかしいぞ!

 ひるがえって、先進国には珍しい、戦争に対するこんなモラルハザードが白昼大手を振って通っていくならば、我が国の内政にもこれが現れていないはずはないと考えてみる。あるは、あるは。民度の低いこの国では、もはや為政者のやりたい放題。そんな姿が見えてくるようだ。為政者、国民の内政モラルの問題として最も大きい弱者への扱いを、先進国比較なども使って見てみよう。
以下は岩波新書、橘木俊詔著、「格差社会」からの資料である。なお、この著作は日本の貧困とその本質を理解する非常な良書であると思った。

年齢別完全失業者率は十五歳~二十四歳が最も高く、一割に近い。貯金ゼロ世帯や、生活保護以下の「絶対的貧困」世帯やが、急増している。
 その国の平均所得の五割以下世帯率で表される「相対的貧困率」はOECD(経済協力開発機構)加盟二十九カ国資料によれば、ワースト五位であって、しかも、日本のこの数字はいまだダントツ急悪化の真っ最中である。この背景となる数字が以下である。
 最低賃金関連数字が他先進国との国際比較で最悪である。各国購買力で換算した時間当たり最低賃金はスペイン、ポルトガルの次に悪く、最低賃金のフルタイム中位者への比率は最悪であって、加えて最低賃金以下の人々の率がこれまた最悪に近い。さらにこれにプラスして、低所得者への対策が最悪なのである。失業保険や職業訓練やなどの失業者対策予算のGDP比率がアメリカと並んでダントツに悪い。
 また、教育公費のGDP比率もギリシャ並みなどと、最悪に近い。「貧富の世襲」による「階層移動の固定化」が批判されているが、教育予算はそれへの対策とも言えるものだ。それが先進国中最悪に近いということは、「結果の不平等」だけでなく、「機会の不平等」も著しい国だと言える。「機会の平等」という正しい「公平の思想」が世界で最も弱い国ということである。
 
 なお、これら全体の背景、原因として次のことがある。日本の税の国民所得に対する負担率が先進国中最低なのである。つまり、富裕者から税を取って、貧者への社会保障を手厚くするという仕組み、そういう思想が最低の国と言えるわけだ。近頃自公与党が力説するセイフティーネットが、仕組み、思想とも最悪の国なのである。健康保険料滞納とか、二十代の若者の中で国民年金未納率が五割を超えるなどの動向は、こういう政府への消極的な不信の表明と見えなくもない。

 「機会の不平等」がこれだけ大きくなっては、不況に立ち向かうための経済効率などもかけ声だけと示しているに等しく、対策を打たねば、これもやがてどんどん下がっていくのではないか。これが、この本の作者の結論のようだ。

やはり、モラルハザードの国という他はない。】

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米下院でブッシュ弾劾決議可決   天木ブログより

2008年06月17日 00時05分36秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
★皆さんは、6月11日にアメリカの下院で、ブッシュ大統領が弾劾決議が圧倒的多数で可決されたのをご存知でしょうか。私は先日「天木氏のブログ」で知りました。紹介します。    (ネット虫)

「ブッシュ大統領が米国下院で弾劾決議された事を報じない日本のメディア」
                天木ブログhttp://www.amakiblog.com/blog/

 日本人は米国人以上に米大統領選挙に関心を持っているという。米国調査機関が世界24カ国で実施した世論調査の結果であると言う。この事を14日の産経が報じていた。
 なにしろ米国国民の80%より高い83%だ。ドイツの56%、豪州の52%を大きく上回る突出ぶりだ。

 しかし、関心がある割には日本人は米国の本当の姿を事を知らない。メディアは正しく伝えようとしない。

 その典型例が6月11日に米国下院で可決されたブッシュ大統領弾劾決議についての沈黙である。

これはもの凄いニュースである。なにしろ弾劾決議である。51対156という圧倒的多数で可決されたのである。

 福田首相に対する政争がらみの問責決議どころの話ではない。弾劾なのだ。しかも弾劾の理由がもっと凄い。
  
・「イラクとの戦いを擁護する間違った論拠を捏造した」から始まって
・「イラクを米国に対する差し迫った脅威と思わせて国民、議会をミスリードした」
・「大量破壊兵器を所有したと信じ込ませた」
・「国連憲章に違反して主権国家イラクを攻撃した」
・「イラクに米国の永久的な軍事基地を設立した」
・「捕虜を拷問した」
・「国民の税金を浪費した」などなど、

 およそイラク戦争に関してこれまでに明らかにされた不正、犯罪の数々を、35項目にわたって弾劾の理由にあげているのだ。その中でも極めつけは弾劾理由の2番目に、9・11は不正に、組織的に犯罪的意図をもって実行されたと、内部犯罪説を匂わせている点である。

 中学校の教師が「9・11は内部犯行だったという説もある」と述べただけで新聞沙汰になる日本とは大違いだ。
ところが、このような衝撃的な米国下院のブッシュ大統領弾劾決議が、日本の大手新聞やメディアでは全くといっていいほど報道されていない。

 ネットの世界では情報が飛び交っているというのにである。
 なぜか。それは小泉、安倍、福田と続く自民党政権にとって決定的に不利な出来事だからである。
 その自民党政権を支持し続けた「平和と弱者の政党」公明党にとって、弁解できない不都合であるからだ。

 あのイラク戦争を正しいと言った小泉を持ち上げたメディアは、自らを批判することになるからだ。
いまからでも遅くない。
 こころある日本のジャーナリストよ。この米国における大事件を、米国好きの日本国民に教えてやってほしい。

日本人の自立は、そこから始まる。


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