九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

再び岩田正さんの歌    落石

2008年06月07日 17時27分17秒 | Weblog
岩田正さんの歌集「泡も一途」に9条に関する歌が
他にもあったので、紹介します。


花終へし樹を濡らす雨われ濡らしこころを濡らし九条を濡らせり

「九条」の席を設けて卓に着く「九条」の汁も葱も減らない

悼むべき親なく祝ふ娘(こ)もあらず色紙に九条と大書してもつ

九条を守るはわが趣味守ること守る会にてタンゴを鳴らす


  面白い歌です。それ以外に、こんな歌も。

図書館にしづかにページ繰る音にも遠きいくさの音はまじれる

人並に俺まだちんぼさげてゐる老いてなんかやらぬと気負つて


  

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ここまでのグランパス(15) ⑤ヨンセンと玉田  文科系

2008年06月07日 04時55分50秒 | スポーツ
フローデ・ヨンセンと玉田圭司。このFW二人だけは、「二人合わせてなんぼ」と、組で語らねばならない。何が何でも。

「FWは得点が全て」という俗論で見るならば今季の二人はそれぞれ7点と2点。一方はJリーグ2位で、他方はチーム内でも5位。これでは玉田の価値が全く分からないではないか。何せ監督のピクシーが「Jリーグのベストプレーヤーの1人だと思っている」と語る玉田なのに。さらにまた今や、全日本代表チームのレギュラーFWを張ろうかという尊いお方なのに。今季得点がチーム内でも5位の選手が、どうして代表レギュラーなのか。これを解明するのが今回の目的と言ってもおおげさではない。

とにかくまず、「二人でなんぼ」を玉田の言葉から見てみよう。
①「僕とヨンセンの関係で、なるべくヨンセンを真ん中に置いて、自分が前で潰れようということを常に考えています。相手DFの前に入り込んで行く形を意識していて」
「(質問者が玉田へ)ヨンセンを軸に、玉田選手が引いてボールを受ける、あるいは裏へ抜け出すという形ができていて、ふたりのコンビネーションは高レベルなものですね。 (対する玉田の答) (前略) 自分が引いてボールを持ったら、ボールを下げずにヨンセンに当てて押し上げることができる。彼は潰れ役になれるし、キープ力もとても高いですから。みんなも安心してボールを預けていると思います」
(以上、サッカーダイジェスト誌4月29日号)
ヨンセンの前後左右を持ち前の敏速でコマネズミよろしくクルクルちょこまかと走り回っている玉田が目に浮かぶ。そして、ヨンセンの前に出たときの玉田はというと、このようにプレーするというのである。
「相手DFの前に入り込んで」、「自分が(ヨンセンの)前で潰れようということを常に考えています」
まさしく、「ヨンセンに点を入れさせることが僕の仕事」と語っているのである。そのために、ヨンセンとその前のDFの間に自分が割り込んでDFを引き受け、(一緒に)潰れようと意識してプレーしていると語っている。その玉田もヨンセンのことを「彼は潰れ役になれるし」と信頼していると言う。これは、「二人で点を取らせ合っている」との証言と言えよう。そして、そういう2人として最も多い得点を望めるやり方を求めてきた結果、現在の得点になっていると。それだけのことである。

②二人のプレーは、これだけではない。Jリーグ他チームのFWが決してやっていないことを二人してやっている。
グランパスの再三述べた「良い全員守備からこそ、良い全員攻撃が生まれる」という戦略において、最前線の守備をこの二人は他のどのチームのFWよりも担っているのだ。
再三述べてきた「敵ボール奪取数で、Jリーグナンバーワンチーム」、「そのためにJリーグFW陣で、最も低い位置まで下がっているタックルライン」の担い手なのである(5月28日の当連載第7回目参照)。守備のためにそれだけ上下動を繰り返すことをチームから要求されているFWなのである。点取りで互いのために潰れ合い、助け合う二人だから、守備でもそうしあっているはずだ。なによりも、観戦されるならば二人が守備のためにいかに下まで下がってくるかは、一目瞭然である。
その場合こういうことが言える。ポストやクサビ役があるヨンセンよりも玉田の方が上下動で目いっぱい走りきることが多いらしく、後半に交代が多いということである。

③最後に敵将が見た二人を紹介しよう。今季序盤戦、グランパスのベストゲームの一つ、0対2で破れた横浜マリノスは、桑原隆監督の講評である。

「玉田の身体が切れているのも大きいんじゃないですか。すごくモチベーションも高いし、ヨンセンとの間にもいいコンビネーションがある。ウチとの試合では、本当にむこうは守る意識が高くて身体を張っていたし、それをウチが崩せなかったという内容。今年の名古屋はひとつのチームになっている感じだ」(同上4/29誌から)


こういう二人であれば、このコンビにはできるだけ末永くやっていって欲しいと、僕は願う。得点できている限り、そしてどちらかに事故でもない限りはということだが。他のチームによくあるように、外国人はとっかえひっかえただ利用するだけのようには、やって欲しくない。
ストイコビッチも名古屋で選手生活を終えた。だからこそ、今彼は、国の協会長の職を捨てて、名古屋のために頑張ってくれている。ストイコビッチには、あのジーコがたどった道を切望するものである。そして、そういう力があるのならば、このヨンセンにも。
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