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居るはづの妻消えてゐし昼寝覚め    平石保夫

2008年06月30日 13時30分40秒 | 文芸作品
こんな句を見つけました。
ちょっとコワイ句ですね。
昼寝はとても気持ちの良いもの。
とくに眠ってはイケナイと思いながら、
ついウトウトと・・・

でもハッと気がついたら、居るべき人がいなかった。
それが妻だったのですから。

              落石




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スペイン、優勝  文科系

2008年06月30日 07時12分04秒 | スポーツ
ユーロ2008決勝を3時起きで観た。1対0でスペインの勝ち。得点はスペインワントップのフェルナンド・トーレス。33分のことだった。

このトーレス、速い速い。「1~2m遅れて相手と走り合っても抜く自信はある」と、そんな走り方を再三見せるのだ。得点もそれが生きた。
身方縦パスに1m以上遅れて相手DFと競り合い、相手の左背後にいたのに右肩越しで追い抜き、あわてて前進してきた敵キーパー・レーマンより一瞬早くボールに触ると、そのままループシュート。倒れ込んだレーマンの上に、ボールをふわっと浮かせたシュートなのである。シュート後のトーレスもふわーっとレーマンを飛び越えていく。全力疾走からのこんなプレーは、まるでサーカスである。優男なのに余程筋力が強いのだろう。流石、現在の世界最激戦リーグ、イングランドはリバプールのエース!
ただこの場面、ビデオを観ると狡猾な技術が隠されていた。敵の右肩越しを抜くときにトーレスの手がしっかりと相手の上腕を握って自分は前相手は後へとわずかに弾みを付けるようにしているのである。しかもこの場面は、2人の体の間に隠されて巧みに行われ、2人近くの前後からしか見えないというやり方だった。

面白いゲームだった。アナウンサーが語っていたが、平均身長で最長のチームと、最短のチームの対戦。まるで、大人と子ども戦っているような。が、見かけは大人のドイツが、総合的には悪すぎたと思う。よく決勝に残れたと思ったほどのチームだ。直線スピードはあっても、小回りが利かないという印象であって、もう2点ぐらい取られてもおかしくないゲームと思った。

ドイツの攻勢は出だしの20分だけ。ハーフライン近くという高い位置からの防御圧力が目立って、シュートも多かった。が、これが、敵前線の横パス分断に有効なだけというようなやり方。これを見切ったように、スペインはやがてパスを受けるための走り込み位置を縦にじぐざぐにして、そこに縦パスを通し始める。ワンツーやクサビを活用するというやり方で、それもダイレクトパスが増えた。これが最後まで有効となっていき、以降は断然スペインの優勢。シュート数も3倍以上ではなかっただろうか。
以降は見るべきものがなく、僕のゲームメモにも記されていることが極端に少なくなる。

ただ、ゲーム後半は後味の悪いプレーが増えている。スペインが狡猾という印象を与えたのである。競り合いなどに倒れこんで痛がってみせる場面が増えた。子どもが痛がるのだから、大人が悪いように見えるが、事実は違うと観察できる。頬を押さえていても、ビデオリピートによれば相手の手がほんのちょっと触れているだけという例も多いのだ。競り合いの最後に相手の足を踏みつけに行くとかの行為も、ビデオがしっかりと捉えていた。キーパーが審判に執拗に抗議をして、イエローを出されていたのも頂けない。その後しばらくして、そのキーパーが審判になにか追従笑いを送るという場面などもあった。

最後だが、小さい選手が大きい選手の威圧感を振り払って、攻めるには、俊敏性、スピード、組織性、ダイレクトパスなどが大事だと痛感したゲームだった。同じポイントに活路を見いだそうとしてきた日本は、このゲームを徹底的に分析して、スペインの長所を取り入れると良い。歴代ドイツが強いのは、体の大きさも大いに関与していると観察できたものだ。
コメント (2)
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