九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

「開かれた議会度調査結果」について      ネット虫

2008年12月12日 22時45分03秒 | 国内政治・経済・社会問題
☆私の関係するグループメールに注目すべき投稿がありましたのでお知らせします。
***************************                  開かれた議会をめざす会」がおこなった全国の市・区議会の「開かれた議会度・活性化度調査」の全国ランキングが決定しましたので、本日、東京都庁記者クラブで記者会見をおこないました。
朝日新聞では明後日の全国版で取り上げるとのことです。その他、東京新聞、
読売新聞、毎日新聞、産経新聞なども取材してくれました。
明日、明後日の新聞記事をご注目下さい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
≪全国806の市・区議会に9月17日にアンケート送付  回答764(回収率94.78%)≫

全国1位~764番目(ビリ)の議会の公表は12月14日(日)のシンポで行います。
関係者の皆さまには、いち早く、その一部をお知らせします。

≪全国ランキング≫
 順位    都道府県名     市・区名     総合点数(270満点)
ベスト
1位      三重県      伊賀市議会        160点
2位      東京都      三鷹市議会        150点
2位      長崎県      島原市議会        150点

ワースト
1位(764位) 青森県    五所川原市議会  -30点(零点以下)
2位       香川県    坂出市議会    -15点
2位       兵庫県    高砂市議会    -15点
     

『あなたのまちの議会は・・・「何点?何位?」』
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街頭デモは若者の通過儀礼?   落石

2008年12月12日 17時49分53秒 | Weblog
イギリスBBCのレポーターは
ギリシャの暴動のレポートのなかで
「街頭デモは若者の通過儀礼」という表現を
使っていました。

日本でもそういう時代がありました。
でも、今の若者には通じない死語でしょうか?

なぜ、ヨーロッパでは、街頭デモは若者の通過儀礼、と
されているのに、日本では変わってしまったのでしょうか?


  
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「メディアの憲法報道を問う」⑤

2008年12月12日 09時44分52秒 | Weblog
東海放送人九条の会 2周年記念講演。
「メディアの憲法報道を問う」
(飯室勝彦中京大学教授)のつづきです。(落石)


「長沼ナイキ基地訴訟」の衝撃と脱力感


38年間新聞記者をやって、なおかつ個人的な関心の面もあるせいですか、
裁判を長いこと眺めていることが多かったですね。
そうしますと、憲法に関わる問題、或いは憲法が関係してくる場面というのに
遭遇することはもう頻繁にありました。
そういうなかで、最も印象に深いのが「長沼ナイキ基地訴訟」という裁判です。
1973年1月27日に札幌地方裁判所で「自衛隊は憲法違反である」と
明白に言った判決が出ています。
福島重雄さんという裁判長が言い渡したんですが、
どういう訴訟かということを知らない人のためにちょっと説明しますと、
北海道の長沼町というところに自衛隊のナイキJと
いうミサイルの基地を造ったんですね。
山の上にミサイルの基地を造りますから山の上を開発します。
ただその辺は保安林として大事に保護されている地域です。
基地を造るためにはその保安林の指定を解除しなければいけない。
当然その保安林の指定を解除しました。

長沼という町は北海道を開拓する人たちが一所懸命切り開いた町なんです。
農民運動なんかもかつては盛んだった町なんですが、
そこで、山の上に基地をつくるというんで、住民が反対して、
保安林解除を取り消せという訴訟を起こしたんですね。
論理は要するに、自衛隊の基地を建設するために保安林の指定を解除するんだが、
自衛隊というのは憲法違反だから、そのために保安林指定を解除するのは
憲法違反だという理屈で訴訟を起こしました。

紆余曲折がありまして、73年の1月、僕はちょうど新聞記者になって
未だ10年たっていません。元気盛りのころですね。
東京本社にいましたし、この裁判は札幌本社ですから
日常的にいつもウオッチしているというわけにはいかないんですけれども、
大事な場面にはしょっちゅう取材に行って、
判決の日ももちろん法廷で判決を聞いておりました。
福島さんという人は明確に言ったんですね。

「自衛隊は憲法違反である。
だからそのために保安林の指定を解除するのは憲法違反だから取り消す」と。
はっきり言ったんです。

いろいろな曲折がありましたから、出ることは予想していました。
判決はまぁこんな判決だろうと。
しかし、実際に出てみるとですね、これはやっぱり凄い衝撃なんですね。
目の前で自衛隊は憲法違反って判決を裁判官が読んだというのは凄い衝撃で、
出るべき判決がやっと出たなぁという気持ちが一つです。
ところが同時にその反対の気持ちがしましてね、出てしまったなぁ、
後は坂を下るだけだなぁというある種の虚脱感ですね。

なぜかと言うと、このまま高等裁判所、最高裁判所に行って、
最高裁判所が支持するわけがない。
それまでの幾つかの判決を見ていますと、
最高裁判所は、例えば在日米軍は憲法違反であるという判決が
東京地裁で出たときも、「こういう高度な政治問題に
司法は立ち入ってはいけないんだ」と言って逃げました。

統治行為論と言うんですけれども、裁判官は選挙で選ばれてない。
政治家は選挙で選ばれてる。選挙で選ばれた人たちが決めた行動は
国民の意思を反映した行動だから、
選挙で選ばれていない裁判官が迂闊に別の判決を出しちゃいけないんだという、
こういう思想なんですね。
高度な政治的な問題は司法は立ち入らないんだ、という理屈なんです。

最高裁がそういう姿勢をとってきていますから、
こりゃあ頂上に登ったけど後は落ちるだけだなぁと思いました。
現にそうでしたね。
その後いくつか憲法違反だという判決、もちろん自衛隊違憲判決というのは
そうたくさんはないんですけれども、
憲法のいろいろの条文に反してるよという判決は結構出てるんです。
その後、憲法違反という判決に遭ってもあまり感動しなくなっちゃったんですね。
一番大きな問題で憲法違反って判決を僕は目の前で
もう聞いちゃってるわけですから。
その意味では非常に残念でしたけども、この判決のことでご披露したいのは、
私個人の感慨みたいなものでなくて、もっとショッキングなことです。


                  つづく

コメント (2)
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