英政府、日本の雑草に「白旗」上げる。というニュースが、目に留まった。
英国ではイタドリの繁殖力の強さに悲鳴を上げているらしい。レンガやアスファルトを突き破って出てくるイタドリは道路や建物、防波堤に下水道まで、深刻な被害を及ぼしているという。
元々オランダの農業・園芸協会が1847年に日本の固有種イタドリに目を付け「最も珍しい観賞用植物」として紹介したのが始まりだという。その後、ヨーロッパ全体に広がり、毎年彼らを悩ませている。
去年も書いたけど、これだけ勢いのあるイタドリの芽だから、「さしぼ」は秋田県の南部では春の山菜として、なくてはならない食材となっている。
アスパラに比べ酸味が強いが、そこがサシボのいいところ。マヨネーズでも天ぷらでも美味しく食べられる。ビールにも合うから、ワインにもスコッチにも合うはずだ。このことを教えてあげたい。
どんな場所にも生えるからって、道路脇のサシボは多分細くてお勧めできないが、いい土壌ならば日本と同じく美味なはずだ。それに多少伸びても茎を食べることもできる。食用として見直したらどうでしょうね。
日本ではさほど邪魔者扱いされていないのに、どうして向こうでは厄介者になるんでしょう。