松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

スパコン「京」が、1位を奪還。

2015-07-15 17:51:34 | 日記・エッセイ・コラム

 日本のスーパーコンピューター「京」が、1位を奪還した。デビュー当時から、蓮舫さんにケチを付けられていた機種だけに、びっくりした。どんどん古くなる一方とばかり考えていたので意外だ。

 つまりはこういうことだ。単純に足の速さで比較したら、負けるかも知れないが、それを応用した野球競技で、盗塁王になったようなものだ。現在、足の速さでは4番目なそうだ。これは規則的な行列演算である連立1次方程式を解く計算速度(LINPACK)での比較だ。LINPACKを評価するTOP500では4位につけている。今回のは、より複雑な計算を行う速度が評価の対象となる。それは「Graph500」と言って、ビッグデータを処理する速さを競う。「今回、測定に用いられたのは「京」が持つ8万8128台のノードの内の8万2944台で、約1兆個の頂点をもち16兆個の枝からなるプログラムスケールの大規模グラフに対する幅優先探索問題を0.45秒で解くことに成功。ベンチマークスコアは3万8621GTEPSを記録した。」

 なんのこっちゃか、分かりません。しかし凄いことのようです。「京」はGraph500で2014年6月に1万7977GTEPSを記録し1位となった後、同年11月に1万9582GTEPSで2位に後退。今回、同研究グループによってアルゴリズムが改善され、システム全体を効率良く利用することが可能となり、2倍近い性能向上を達成し、1位を奪還した。とある。ちなみにグループとは、理化学研究所、東京工業大学、九州大学、富士通、アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・ダブリンらの国際研究グループだそうだ。

 きっと、「0」と「1」しか知らないコンピューターに、人間らしい最適の「計算手順」を教えてあげたのでしょう。日本が今も、色んな分野で世界のトップグループを走っていられるのは、「京」があるからかも知れませんね、蓮舫さん。

コメント
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