松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

エイズが疑惑のかたまり、である事を証明する事例。

2015-07-21 15:35:26 | 日記・エッセイ・コラム

 フランスの10代女性が、母親からエイズに感染した状態で生まれてきて、12年間治療をストップしたまま、「寛解」を維持しているという。「寛解」何十年か前に一度聞いた記憶があります。現在、エイズウイルスは検知できるが、活動していない状態を維持しているという。

 ほらね。エイズに関しては、「疑惑のかたまり」であることが証明されたようなもんです。研究者らによると、早期に治療を開始したことが良かったからだと言う。そういうことを言うなら、完全に治ってからにして下さいよ。

 前から私が考えているように、エイズで死ぬのではない。体力が衰えて別の病気で死ぬのだ、ということが、この件から言えます。エイズの怖さは、治療にあるのです。ひとの免疫機構が働かないほど、治療薬で体力を消耗して、その結果、肺炎や他の病気で亡くなるのです。2006年にまとめた文章ですが、読んでみでけれ。

 エイズにまつわる話は最初からややこしいことになっておりますが、それはだいぶ前に「エイズの起源」という教科書からの引用でご紹介しました。復習になりますが、まずアフリカミドリザルとは無関係なこと。発生源はニューヨークであること。遺伝子的にはヒツジに脳髄膜症を引き起こすビスナウイルスに、ヒトT細胞白血病ウイルスの端っこをくっつけたように見えること。2年に10%づつ変異を繰り返すこと。そのために有効な特効薬ができないこと。あとは例の国別対抗第一発見者争いのアメリカ代表ロバート・ギャロ対フランス代表パスツール研究所ジャック・モンタニエ博士との泥仕合の様子。そして結論としては遺伝子操作による生物兵器説をとったわけでございます。
 シカシ、最近になって分かってきたことはこれに輪をかけて不思議なのでございます。アフリカのエイズと欧米のエイズははっきりウイルスが区別されています。HIV-Ⅰ型とⅡ型です。そしてアフリカのエイズ患者は年齢・性別・感染経路に関係なく、ほとんどがスリム病でやせ細ってなくなるのに対し、欧米の患者は若くて頑丈そうな成人同性愛患者が圧倒的に多く、カリニ肺炎かカポジ肉腫で亡くなるのでございます。有名スポーツ選手や俳優がバタバタと死んでゆく初期の頃、エイズウイルスは変異を繰り返すため有効なワクチンは製造できないし、作っても意味がないと言った絶望的な状況でした。それが技術が進歩したのでしょう、きっと。今では有名人がなくなった話は耳にしないし、それどころか完治する人もいるのです。感染は拡がっています。間違いなく。しかし発病するかどうかは10年後でないと分かりません。なぜキャリアになったか分かるかと言えば検査するからですね。検査の結果、抗体が検出されるからです。普通、抗体があると病原菌をやっつけるから発病しません。エイズだって同じです。エイズウイルスはヘルパーT細胞を破壊するために、攻撃するための指令を出せず、免疫機能が働かなくなると言われています。ところが、患者の99.9%はT細胞がエイズに感染しておらず、HIVは発症期ですら大半は休眠しているそうです。そこで患者は本当にエイズウイルスが原因で亡くなるのか、という疑問が出てきます。

 国連エイズ計画の特使に女優のナオミ・ワッツが就任したというニュースがありました。ザンビアの惨禍を目の当たりにして決意を語っているふうでした。ザンビアはアフリカ大陸であり、隣にザイール(今コンゴに戻りましたか)があります。アフリカのエイズは元々栄養失調で抵抗力がないところにもってきてエイズ以外にも感染症に罹り、ただでさえやせ細っていきます。その中でエイズの抗体を持っているものがエイズと診断され、抗体を持っていない者はこの勘定から除外されるのです。つまり統計上出てこないわけです。こうして同じ症状で死亡しても抗体のあるなしで別の病気になります。反対にエイズと診断されても、エイズ治療薬の投与を受けずに栄養補助食品で体力を回復した人が陰性に変わった例もあります。
 さて、著名人が感染した頃、治療薬として効果があるとしていち早く承認された薬品にAZTというのがあります。これはもともとガンの化学療法薬として開発され、副作用が強くて承認されずに終わった「いわく付きの薬品」です。その副作用というのが免疫機能を劇的に低下させる、つまりエイズと同じような症状を引き起こす治療薬だったのです。だからこの薬一本やりだった頃「最高級治療」を受けたセレブリティが早々に亡くなった原因はそのあたりにあるのではないかと、まあものの本にはあるわけでございます。
 そうしてみると例えば同性愛患者にはカポジ肉腫で亡くなるケースが圧倒的に多いとか患者のグループ分けが可能だという事実も、ドラッグの蔓延と無関係ではなくなってくるのです。エイズ患者に麻薬常習者が多いことは常識であり、いわゆる回し打ちによる感染がエイズだけでなく他の病気も運んでいる可能性があります。ヤク中(向精神薬常用者含)と同性愛者で感染者全体の90%に達するのがアメリカです。こうして体力の落ちた患者にさらに治療薬で追い打ちをかけ、日和見感染を引き起こす。ホラー映画そのものです。
 もし、この物語が真実だとしても公になることはありません。それは製薬会社を巨大なスポンサーとする医学界が許さないでしょう。一回分が手のひら山盛り22錠の薬には特許権使用料が上乗せされているし、検査薬は一回数十ドルでも世界中の62億の人間が対象となれば暗算の得意なあなたなら分かるでしょう。


 気の毒なのは薬害エイズ患者です。いったい血液製剤のせいなのか、血液製剤の副作用のせいなのか、HIVのせいなのか今となっては正確には分かりません。

 ところでそうなるとエイズ教育から性教育から根本的に変わるわけですよね。エイズはキスしたくらいでは移らないとか、ゴム製品なしでも500回して1回感染するかどうかの確率だとか。キャリアでも体力さえあれば発病しないとか。これで秋田県も少子化傾向が改善するかなって考えは甘いか。やっぱり。

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