棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

高岡市の鋳物工場

2010-06-18 08:16:59 | 山郷の暮し
昨日の松本の気温は33度ほどの真夏日らしかった・・。
らしかった、というのは私は富山県の高岡市にいっていたから暑さは知らない。
高岡市といえば仏像・仏具など銅像に代表される、美術品鋳物が盛んなところ。
私の塑像オブジェをブロンズ鋳造することになり、打ち合わせに行っていたのだ。
社長さんやスタッフにおいきあいしてわかったのだが、鋳造会社は日本でも優秀なところで、岡本太郎や現代作家の流氏などの一流作家の作品を鋳込んでいる会社だった。
皆さんマイペースで、黙々と確りとした仕事をしている感じであった。
私の作品を鋳込むまでたびたび出かけ、いろいろと教わることがあるだろう。楽しみである。
私は車運転はあまりスキではなく、助手席に乗っていただけだがしかし、チカビターーー。
次回からは、単独で行くようになるだろう。まーー富山の美味い肴でも食ってくるか・・・。

写真は工場の一郭。大きな馬は古くなったものを補強・修復中。

ヤッター・ワールドカップまずは一勝

2010-06-15 08:23:28 | 山郷の暮し
にわかサッカー・フアンですが、昨夜はハラハラドキドキ。
まことに血圧に悪かったが、終了のホイッスルに芯からホッ!!とた。
なにかとぼろくそに言われた岡田監督ですが、まずは一矢報いて会心の笑みを浮かべました。
行け行けどんどん ! となるように、大いに期待をします。

善光寺参り

2010-06-14 11:40:34 | 山郷の暮し
いよいよ梅雨の季節に入ったようですね。昨夜からしとしとと静かなあめふりです。
牛に引かれて善光寺参り、ではアリマセンがダライ・ラマ法王in長野(6-20)を記念しての行事の一つかと思いますが、善光寺本堂にてチベットの砂絵曼荼羅公開製作の見学に行ってきました。
砂絵曼荼羅の制作は修行の一つで、私もチベットで観ることが出来ました。
現地の本物の??光景はお茶(スーチャ・・バター茶)を飲みながら、なんとなく、おき楽な様子でした。
善光寺本堂での製作は、インド・ダラムサールにあるチベット寺院からの若いラマ僧(10人ほどの来日)によるもので、ガラス越しに観覧することになります。
当たり前ですが写真撮影は禁止です。静けさのなかで、色砂を細い管から流し落とすためこする音がシャリシャリと響く。
極彩色の曼荼羅絵が、5日かけゆっくりとゆっくりと出来上がっていきます。
本来は完成すると壊してしまいますが、今回は保存をするようです。
19日に完成するとか。夕方よりチベット人のアーティストによる前夜祭があり翌日にダライラマの法話があります。
是非参加したいと友を誘っています。

ダライラマ法王の法話を伝える大ポスター

カラスの焼き鳥は?

2010-06-13 08:52:01 | 山郷の暮し
散歩道は、ニセアカシアの花がハラハラと散ってきます。
この木は外来種であるから駆除しようと、河川敷などの木を切り倒していましたが、全山ニセアカシヤもめずらしくはなく、アホな発想だとおもっていた。
養蜂家にとっては黙って入られない死活問題で、ニセアカシアの蜜は美味しい蜂蜜の原料だ。
反対運動の成果であったかは不明ですが、伐採駆除作業はただ今は見られない。
ナントも思いつきとしか思えない、無駄遣いだったと感じるが。
聞くところによりますと、あの悪たれカラスは野鳥であるため捕獲禁止だそうです。
カラスの被害が少なくないだけに、こまった条例です。
ちなみに、土鳩は外来種とかで捕獲OK。捕って食っても誰も文句は言えないのです。
書いていてフット思い出したのが、京都の東寺で管理のオッチャンが「鳩ほど困った奴はいない。駆除しちまえばいいのだ」と。
種の保全だ、絶滅種指定での生物保護は結構な事ですが、一昔もふた昔もの環境での条例や禁止事項は、考え直してもいいのではないでしょうか。
とはいっても、カラスや鳩の焼き鳥がご当地名物で大当たりはしそうにもないでしょうが・・・。

ワールドカップ・ミルゾーー

2010-06-12 19:35:49 | 山郷の暮し
痴呆的・自堕落な一日は今日もおなじことでしたが、ワールドカップの開会式は絶対見るんだ!!!!の意気込みは、イラストのごとくになりました。
正直、サッカー試合は当たり前なんですが、そり以上に南アフリカの人種差別の歴史に思いが走ってしまいます。
歴史といっても古いことではなく、あのマハトマガンディーが人種差別に戦い、そしてネルソンマンデラさんが投獄を繰り返して勝ち取った、黒人の自由の地位歴史は、TVでも視聴し昨日のようなものです。
そのマンデラさん(90さいを超えている)が開会式に出席されるのか、関心があったのです。
ところが・・・多くの皆様と同じくグーーーー

こんばんわ

2010-06-11 19:59:47 | 山郷の暮し
NO--天気な一日をこころがけている私ですが、今朝はナントナクなんもしたくなく、賢犬サクラがちぎれんばかりに尻尾を振っても「お前一人で行け」としましたが、サクラも一人では面白くないと見えてチビクマをいじめていました。
真夏日になった一日でしたが、脳天気というより痴呆的ないちにちでした。
つまり、ノーテンキと痴呆的とは違うのだと、己に言い聞かしているのですが・・・
そんな日でも晩酌は確りして、ワールドカップの開幕を待っています。

最後のワラビ

2010-06-10 08:24:09 | 山郷の暮し
山郷に住む楽しみの一つに山菜取があります。
ズクさえだせば春先のフキノトウからはじまり、タラノ芽・こしあぶら・こごみ・そのたもろもろがとれはしますが・・・・

一ヶ月ほど前から散歩道でワラビを摘み取ってきました。
同じ場所から雨が降るたびに発芽して、3-4回は採取できるのです。
アク抜きはわら灰に浸しておくのが自然なふうみが味わえ最高ですが、なかなかそうもいきません。
我が家の薪ストーブは、何でも燃やすのでさしもの私もこの灰は使いません。
塩水に浸けるか、かるく塩でもむ程度にして苦味を楽しんでいます。
そのままかるく炒め、卵とじがまた美味い。
春から初夏にかける山菜も、もう最後になりました。

リンゴの摘果

2010-06-07 07:49:15 | 山郷の暮し
例年よりも1週間ほど遅く始まった、リンゴの摘果作業の真っ最中です。
ただ今1センチ前後の玉が、枝にビッシリトついています。
白い可憐な花がサクラの木のように咲くリンゴの花の一つ一つに玉が実るわけではないでしょうが、ビックリするほど玉がついています。
それらのほとんどは立派な玉にするために、摘み取ってしまうのです。
枝の長さ・葉のつき方・実っている枝の状態や場所などなど細かい注意点があり、そのことを一瞬に判断して実を摘み取ってしまいます。
全体の何パーセントが商品として残るのかわわかりませんが、大変手間のかかる作業が続きます。
リンゴに限らずあらゆる食品が根気と努力の末に食卓にあがってきます。
食べ物を、だいじにだいじにしなければなりません。
写真の玉は全て摘み取られてしまうでしょう。
キュウイフルーツの花

光りの一日

2010-06-06 12:46:22 | 山郷の暮し
昨日の記事にコメントをいただきました。
少し長ったらしいが面白い。ありがとう。またどーーぞ。

あぜ道をあゆめば、ぽちゃぽちゃ・ビチビチとかすかな音楽が・・。
水面がきらめき揺れる。
おたまじゃくしが一息入れると、音楽はそよ風と変わる。
今日は真夏日になりそうだ。

大天才-宮沢賢治

2010-06-05 07:35:59 | 山郷の暮し
間一髪--すばやい首相交代で菅首相が誕生しました。おおいに期待いたします。
昨日に続き宮沢賢治文学への思いです。
賢治の解りにくい文学の中で、詩はもっと贅肉がそぎおとされ、弦を締めてゆけば切れる寸前に放つ音のようだ。
賢治自身、詩というのではなく心象風景だといっている。つまり、抒情詩とはまったく異なった次元なのだ。
正直、私は賢治の詩を抒情詩的な解釈で読んでいたからサッパリ解らない。
次元を、時空を変えた心象世界からのメッセージだったときずいてから、徐々にベールが開けてきた気がするのだが・・。
つまり、抽象画を具象世界の観点でいくら観ても理解できないのとおなじことだった。そんな初歩的な間違えをしていたのだ。

かえる・かに・きつねなどなど生き物ばかりか、石などの非生物体になりきってしまう。作家が彼らを通して語るというのでなく、完全になりきってしまうところがすごい。
読み手の私たちがついていけずに戸惑ってしまうのである。
今私は久しぶりに「宮沢賢治詩集」を手にしているが、正直一ページ読むのにドット疲れてしまう。
いとも単純な話が解らない「アア・オレはカエルになりきっていなかったんだ」と。
賢治の解らない詩の中で、そのまま伝わってきて感動するのが妹の死を詠った 無声慟哭--永訣の朝 だ。
詩の中で、臨終まじかのとしこが「それでもからだくさぇがべ?」と言う。、なんとも女性の最後のきらめきが印象的だ。
私の駄文よりも賢治文学を読みましょう。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本