棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

ダライ・ラマ法王来日特別講演

2010-06-24 08:00:07 | 山郷の暮し
善き光りにみちびかれて--今、伝えたい心--
善光寺主催のダライ・ラマ法王の来日記念講演はオリンピック・スケート会場で行われた。
6500人の善男善女が数珠を手に、川のごとく集い来た。と、いうとウソになる。
ファッショナブルな老若の女性達がやたらと目立つ。元気のいい若者達、なんとも明るい感じで、黒色の法衣姿の方はスタッフだ。
ちなみに、SS-8000 S-7000 からB3000円と決して安い金額ではない。
そして、我々が滑り込みセーフの立ち見代は1500円也。

スタートは善光寺住職達とともに全員で般若心経の唱和からだった。
盛大な拍手で法王を迎える。
ニコニコとした笑みが大スクリーンに映し出される。
透明感のあるお声が場内に響く。チベット語と英語を交えての講演は、まず般若心経についてであった。
心経の解説そのものが難しく、法王の解説とて愚鈍な私どもには、たちどころに会得できるものではないが、ユーモアを交えてのお話に引き込まれてしまった。
私は法王の講演ビデオは以前から視聴しており、ユーモアに溢れ話と、ともかくジットしていない様は幼児のようだと感じていた。
事実、女性のすばらしい通訳あいだ手をしきりと動かしたり、目玉をクリクリさせたり、手がととけば通訳にツンツンしそうな感じだ。
面白い。実に面白い。あくびをし、なにかをムシャムシャ・ごくごくとそれだけ見ればお行儀が悪いが、全てが自然体で、拝聴する我々もリラックスさせられる。
強力なパワーを放つというより、会場が柔らかで透明な空間になってゆく。
抹香臭い話などひとこともなく、いつしか「善き光りに導かれて」いきました。

大切に保存したい立派なパンフです

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