棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

復刻版 番付集

2010-02-06 08:57:52 | 山郷の暮し
新たな雪が2-3センチ積もっています。サブーーイ一日になりそう。
予定では甲府市に展示会を観に行くつもりでしたが・・・。

叶という漢字の語源に興味をもち、フット思い出したのが蔵書の番付集 上下」でした。
面白くなったのでついついページを開き、ナガメました。そのなかの一つに明治の世相を読み取れるものがあります。
「漢語和解一覧 明治9年」は番付形式の漢字の読み方で、明治に入って漢字復活ブームがおき、庶民が戸惑った様子がうかがえる。
江戸時代の庶民文学が、話し言葉を軸としたものでした。
明治に入り、急に管用言葉・漢字か優先されだし、官僚主義・権威主義の始まりを感じる。まさに今日の日本の官僚主体体制の始まりだ。
まーーそんなことですか・・・。
明治の頃は「郵便箱」という言葉もなじみのないもので「たれべんばこ」と読まれ、なんと公衆トイレなみにタチションをされたとか。
コピ-でよくわかりませんが、漢字ニガテの私でもけっこう読めます。
頭にある 発明・奮発・愉快・・・目的・敗北・月給・学校・・・などなど以外な漢字もわからなかったのですね。
日本語の漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字等の使い分けの便利さに、日本人の知的工夫力に改めて感心してしまいます。

2-江戸のしゃれ

2010-02-05 09:12:37 | 山郷の暮し
今朝は刺す様な冷気は感ぜず、すこしは気温も上がってくれそう。
昨日につついて「番付集」から面白いものを紹介いたしましょう。
冂という文字に「用にたたぬ」と訓じ、キぬけと解く。
という字を「おもうても、どふにもならぬ」と説き、「荷に人が足らん」と解く。 おわかりですね。
こんな番付けもありました。
「のみ升よい升 酒問答升つくし」
世の中に楽しみに飲む酒なれば 飲んで暮すが一升
長命の薬になる知られども のまずにくらすも一升
極楽ハしま黄金と聞きなれど 酒なき国ハアアなに二升(何にしょう)
まだまだ愉快なものに「座禅おどけ問答」
などなど本当に限がアリマセン。浅学の身で読めないのが残念です。
幕末頃に多種発行されたようですが、たわいのない庶民の息ずかいに、抑圧された社会への抵抗かもしれません。
それにしても日本語の豊かさを感じます。

おもしろ漢字

2010-02-04 09:44:40 | 山郷の暮し

節分の昨日は真冬日で、今朝はマイナス10度と今冬一番の冷え込みではなかったか。
受験もまもなくです。早起きをし朝飯をたらふく食って、体を暖めるようにしましょう。そうそう、しょうがも頭の働きを早めるとか。
 この漢字読めますか。私はもちろんヨメマセンでした。
かなうと読むそうで、当用漢字ではありません。
TVで浦和湾をあいだにした神社が「叶神社」で、最近人気がでてきたようです。
それにしても叶の文字は面白い。
即ネットで調べるのは面白くない。フット思い出したのが蔵書の「番付集成・上下・昭和48年A3版」各価5000円の立派な本だ。
(ほぼ35年前によくもまーこんな高い本を買ったもんだ。多分衝動買いで、新品どうようになっています)
普段まったくみないが、江戸時代からの番付けの復刻版です。
今日では相撲や納税者番付け程度ですが、昔はこれでもかこれでもかというくらい、庶民の野次馬根性むきだしのご披露もの。
世相・風刺やおどけはもちろんですが、諸国の物産と商人、戦争や犯罪などなど限がない。
面白漢字などがあるか調べてみたがわからなかったが、「大しんぱい、どん字つくし」は漢字の画をくりぬいて、その意味をあてた一種の遊びらしい。
たとえば「次』という字に「おとこぜたいー男世帯」を組み合わせ『女の姿がみえません」など。
江戸時代の洒落っ気あるゆたかな創造性がたっぷりある。
ところで叶の作りの解明は不叶でした。

届いた商品券

2010-02-03 09:25:56 | 山郷の暮し
一夜にして分厚い氷が張ってしまいました。
前にも書きましたが、一月下旬の春のような陽気は、今年ばかりではなかった。
本当の寒さはこれからかもしれない。
灰色の空から、凍りついた霧が舞ってきます。今日はサブーーーイでしょう。
写真は昨日のもので、青い空ではアリマセンが木々についた雪は落ちました。
goo Researchというのがありますね。
気まぐれに、でも正直に投稿し、ほんのチョッピリ期待して、たまったポイント交換を申し込みました。
まったく忘れていた(2ヶ月はかかると書いてはありましたが)今日、商品券が届きました。
正直 本当だったんだ!! と。
私はポイントカードはめんどくさい上に、すぐに無くしてしまうので持っていません。
イヤイヤ・・・一つありました。酒屋さんのカードで、ハンコウをついてもらうもので「出勤簿」となずけています。
満杯になると2000円割引で、年に2回はご利益にあずかっています。

明るい朝

2010-02-02 09:48:12 | 山郷の暮し
5センチほど積もった新雪を踏みしめながらの散歩。キュッキュッと心地よい音がする。
オットロシイほどの紺碧の空に、ヒマラヤの空が連想される。
今朝はアルプス連山は黒い雲にかくされている。
雪積も10センチ未満だったら「美しいなー」とナガメルことができるが、一夜で1M以上も降る豪雪地帯は、ただマッ白で絵にもならない。
散歩コースに、大きな鹿の足跡が幾本も、みだれついている。
先日、罠猟で2匹も捕獲されたばかりだが、まだたまだイッパイいるとみえる。
この雪は早々に消えることであろう。

沢の水場に続く獣道--四足でなくてはとても行かれない

猫のチビクマ--猫はコタツで丸くナラナイ---雪の中オガチャーーーンとばかり賢犬サクラに必死でついてきます。

無くした帽子

2010-02-01 08:48:12 | 山郷の暮し
昨日の「日記」の続きではないのですが、これからのお天気は2005年の同日とよくにています。
べた雪が降り、気温が急に下がってしまい、ガチガチに凍りついた路面になってしまう。松本平は雪は少ないが、この路面凍結が危険です。ご注意ください。
野沢温泉の道祖神火祭り見学のお話をいたしましたが、そのおりに30年も愛用していた山用の厳寒帽子を無くしてしまった。
それに気がついたのは、一週間後というノーテンキ者です。
多分、最終に飲んだラーメン屋かもしれない・・。いや、振る舞い酒で酔ッパラい、はしゃぎまわっているうちに落としてしまったか。
30年前のヒマラヤ遠征の時に買ったイタリヤ製で、それ以後、厳寒の地には欠かせないものだった。
ヒマラヤで亡くなった友らと、語り合ったときのものでもあった。
残念ながら、其の帽子を冠った勇姿の写真が速でてこない。
私はブランド物などにまったく興味はないく、用が足せば何でもよく雑然と置いてあるが、かといって物は大切にしている方だ。(他人にはソオ見えないらしい)
あの赤色の羽毛防寒帽子を無くしたのは残念だが、一つ一つ何かが無くなっていき、新しいナニカが手に入っていくのだろう。
と、わかったようなことをいってしまったが、ついで話ですが、ただ今バカみたいに棄てられないズボンがある。
チャックは壊れ、裾はボロボロ、絵の具がこびりついた代物は、雑巾にもならないが、この作業ズボンをはく気になるときは調子がいいのだ。
ゴミ箱にポイしてはゴメンナさいねと、洗い直して10年以上になる。
どなたでもそんなアホナモノがあるものですね。
そんなものを見ながらニヤリと楽しむのも、時にはエネルギーの素になるかも・・・。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本