棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

1-終戦65周年記念展準備

2010-02-18 10:53:58 | 山郷の暮し
今年は私と同年の終戦65年になります。
さぞかし終戦記念のイベントや美術展企画などがあると思っていましたが、さほどでもない。
特別な周期だと位置ずけていたのは私だけで「今年は終戦65周年だぞ!!」とわめいても期待をした反応が無い。
絵の道にはいってから40数年になり、マンマにするための商品絵画のほかに、本音の真情を表してきたテーマがある。
「人類の愚行--戦争」を告発してきた作品である。
そのテーマに取り組みだしたのは、我が青春時代に絶えることが無かった国際紛争。
とりわけベトナム戦争からの反戦運動は、その後の、私の真情の骨格をなしたと言っても過言ではなかった。
1960年代当時の私は、アカデミックな絵画研究の真っ最中ではあったが、次第に定番的な絵画に疑問を抱き、もっと思想性のある作品創作にひかれていった。
お金になる日展系の画壇に属していたが、次第に在籍意義を失っていく頃、私をかわいがってくれた幹部の大先生からいわれた。
「岩淵君、君がこの会で伸びていくには、今の作品では受け入れられない」と。
ようやくなった会員をあっさりと辞退したのも「金にならなくても、いいたいことを言った作品を描き続けよう。
きっとそんな作品だけの個展を開催するのだ」と決めていた終戦65周年記念展なのです。
これからこの展示会のことを、思いつくままに投稿させていただきますのでヨロシク。

ryusun

つぶやき

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