棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

2-江戸のしゃれ

2010-02-05 09:12:37 | 山郷の暮し
今朝は刺す様な冷気は感ぜず、すこしは気温も上がってくれそう。
昨日につついて「番付集」から面白いものを紹介いたしましょう。
冂という文字に「用にたたぬ」と訓じ、キぬけと解く。
という字を「おもうても、どふにもならぬ」と説き、「荷に人が足らん」と解く。 おわかりですね。
こんな番付けもありました。
「のみ升よい升 酒問答升つくし」
世の中に楽しみに飲む酒なれば 飲んで暮すが一升
長命の薬になる知られども のまずにくらすも一升
極楽ハしま黄金と聞きなれど 酒なき国ハアアなに二升(何にしょう)
まだまだ愉快なものに「座禅おどけ問答」
などなど本当に限がアリマセン。浅学の身で読めないのが残念です。
幕末頃に多種発行されたようですが、たわいのない庶民の息ずかいに、抑圧された社会への抵抗かもしれません。
それにしても日本語の豊かさを感じます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿