棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

草薮の散歩道

2009-06-29 17:01:46 | 山郷の暮し
腰高まで伸びた雑草が茂る散歩道を、そろそろ草刈をしなくてはならない。
今の季節はこの道を歩くのは私くらいなので、自分でしなくては。
だいたい賢犬サクラも横着になって、草薮道を先頭で、分け入っていこうともしない。
草が倒れた筋が出来ているのはたぶんケモノが通ったのであろう。とたんにサクラの目が輝くが、以前のように夢中になって探索に行こうとしなくなってしまった。お腹の怪我いらい垂れ下がってしまい、動きが鈍くなってしまった。
体重も一気に増え15Kから  Kだ。どてーーとしていることが多くなった上に、猫のチビクマがやたらと食べるので、まけずと食べる。以前はよっぽど腹がすかなければ食わなかった、ペレットとカンズメをミックスしたもの。
今これを書いている最中に、サクラがびしょぬれになって帰ってきました。そして、口の周りに血がついています。
「お前、また殺生してきたか」のことばに、あわてて階段をおりていきました。

13-珍訳源氏物語-雨夜の品定め

2009-06-29 11:34:20 | 物語・絵本・童話
   雨夜の品定め-光源氏17歳
月日のたつのは早いもの、光源氏が17歳になり、天皇や都を守る衛府の中将に任ぜられた。
天皇のお近くに使える重要な役職で、いくら頭脳明晰であっても少し早すぎる気はした。まーーそれなりにお役目をつつかなく果たせたのは、世の中が平安だったゆえんだろう。
 5月の梅雨どきうっとおしい宿直の夜、私や光源氏、そして、無類の女たらしで評判の者等で、理想的な女とはなんぞやと「雨夜の品定め」を暇に任せて話し合った。
 身分や財産、はたまた歌詞音曲などの教養などから、女の違いをかたりあった。結局は、理想的な女なんていないもので、チョット目には申し分なかったのだが、付き合ってみると、得意なことを鼻にかけたり、バカにしたりする。
箱入り娘と期待しあってみれば、和歌・音曲の上手だとのうわさは親の売り込み口上だったりで、がっかりされる。様々な家柄・身分の女たちのことが話題に上がり、評価されたが具体的になると、めいめいの思案があり決定打はなかった。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本