棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

四国遍路番外編

2009-06-22 11:01:10 | 四国遍路
昨日ナマステー板井君と遍路で意気投合した3人組(5月30日参照ください)の一人 マリオ田中君が真っ黒な顔をしてやってきました。
もちろんワタシは初対面でワタシよりもずっとお若いのだが、ズット以前からの飲み仲間気分。
ブログを読んでいてくれ、賢犬サクラ・チビクマのことナドナド、みんなご存知で会話に事欠かない。
二人で思い出しながらの遍路話は聞いているだけで楽しい。今一人のジャニーカモハラ君の話におよび、いつの間にか固い絆が結ばれている。
さて会話の中で、高野山に納経を済ませた。、満願成就の喜びを伝えたい。だが名古屋の大都会を何もなくパスするには、心身のど真中からこみ上げてくるエネルギーがあまりにも強すぎる。
娑婆世界の塵芥に汚れる前に一刻も早く語りたい、誰でもいいのだ。ヒカッ!!とひらめいたのがキャパクラ。極安タイムに多少は身奇麗にしたつもりで、麗しの扉を開ける。
「オレ四国遍路を歩きとおして今ついたところ」
「ワーーーすごーーい! ご苦労様。ねーーどんな気持ちかきかせて?」
と、目を輝かせてくれ、店中のカワイイコちゃんに囲まれる・・・予定だったが
「四国ってどこ。遍路ってなーーーに。ホテル代がなかったんだ。????????」と、まったく違った反応に、遍路の説明をしているだけでへとへと。
「お時間ですけど延長しますか」  「するわきゃねーーだろーー!!」
続く

5-珍訳源氏物語-マザコン光源氏

2009-06-22 09:35:26 | 物語・絵本・童話
話をもどしましょう。
宮中に引き取られた皇子はますます磨きがかかり、行く末に期待がもたれただけに、心配でもある。
7歳のとき「若宮には母方の後ろ盾がない。位もなく皇族としてよりも、国家を支える臣下として働いてもらう方がよかろう」と 父親である帝は断腸のおもいで、源氏の姓をたまわったのです。それ以後「光源氏」と愛称されたのです。 
光源氏の女遍歴の元は、この美しき母親を恋い慕ういわばマザコンが原因と、親代々からの女好きだともいえまいか。
というのはいくら、高い身分や時代背景があったとしても、10歳代のがきのころから「母ちゃんこいしや・・・」と、取り囲む御女どもにもぐりこんだのは、やっぱり血筋の女好きのなせる業としか思えない。
私とて最高権力の家に育ち、オナゴたちに囲まれて育ったが、嫉妬でなくソオ思う。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本