棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

4-珍訳源氏物語-御カーチャンが死んだ

2009-06-20 07:22:55 | 山郷の暮し
光源氏 3歳になられ「袴着の式」のとき、母君の桐壺さまは更衣より位が上がり、御息所(みやすどころ)となった。しかし、心労はつづき、光源氏が3歳のときになくなってしまった。おって話すことになるが、源氏殿がすんなり天皇に准ずる位に就けなかったのは、正室-皇后の皇子でなかったことにある。
 限りとて別るる道の悲しきにいかまほしきはいのちなりけり
と、息もたえだえの中で詠んだ桐壺の更衣心残りは、なんとも悲しき心境だったであろう。

歴代の女たらし光源氏は、3歳のときに母をなくしている、そして、正室(皇后)の子ではない。というところにキーポイントがあるような気がします。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本