棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

桑の実

2009-06-24 17:51:05 | 山郷の暮し
この時期に毎年思うことは、散歩コースにイックラでもある桑の実で、ジャムでも作食ってみようか、ということです。
さう思いながら、ポロットと落ちるほど熟した実を食べる。注意をしないと虫がつていおり、とても無視できない。
特に要注意はカメムシで、それを食ってしまったときのことを、アリッタケの想像力を働かせて口のなかにほうりこんでください。それでもたりないかもしれない。
ところが、桑の実を子供の頃に食べたことのある人は、ほとんどが経験しているから面白い。一つ一つ点検しているうちはいいのだが、つい欲張って3-4こパクリとやると、オエーーーとなってしまう。
今日こそ実をとってやろうと、ビニール袋をもって散歩。{アッ!て間に袋いっぱいになるズラ}と思ったがさにあらず。草薮に落ちてしまい解らなくなってしまう。サクラもパクパクと食っていた。
それでもジャムの大瓶一杯は20分ほどで拾い集めた。これから初めてジャムつくりに挑戦します。
写真はサクラのウンチでもなく虫でもありません。
2センチはあるりっぱな桑の実です。

8-珍訳源氏物語-ロリコン社会

2009-06-24 07:38:03 | 物語・絵本・童話
男なんてものは最初の恋人が母親といわれる。
そのとうりであろうが、貴族の家庭では少し事情が異なる。というのは、我々は下下と違って、実母に抱かれて育つなんてことはない。母といっても14-5歳の姫君。まーー皆様の時代からしたらロリコン・幼児妻・おままごと。
乳母やお付の女房たちが一切の世話をする。場合によっては、早々に養子にいくことも珍しくはない。
私事から判断すれば、正直、産みの母は意識下にない。
光源氏殿の母親に対する異常なほどの執着や愛着などは、産みの母に瓜二つという「藤壷の君」さまが出現してしまったからだと思う。
私の生家は左大臣の名門。光源氏殿の後ろ盾になり、住まいも提供して、良く遊んだものだ。帝は息子の光源氏に亡き桐壺の間を自由に寝泊りさせたうえに、亡き更衣の実家を改築し与えていた。なんの不自由もない待遇を受けていた。
光源氏の女遍歴の根っこは、幼児期のゆがんだ異性意識からであろう。
認知した子供や不倫の子供などなど、この源氏物語は、こんがらがった人間模様のうつくしく、懐かしく悲しい話でもあるのです。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本