棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

激闘の末--さくら

2008-01-28 15:43:13 | Weblog
一日中、蛍光灯のような光で、なんとなくうすらサブイ。
写真が掲示できるようになったので、
もう一度、イノシシとの激闘をみてください。

25日以降フリーになっていないので、
肉はたべにいっていません。
少し心配なのは、口の周りがモゾモゾする。
散歩のとき、硬く凍った雪に
ゴシゴシとこすりつけるときもちがいい。
もしかして、私の血の中に、
よからぬばい菌が住みついたのかも。
以前もそんな感じで、医者にいったが、よくわからなかった。
お父さんは、人間と変わらないはずだと、
抗生物質を飲ませてくれ、なおった。

野生動物とくに、イノシシや狸がペット動物に
「かいせん」を移し、流行したことがあった。
私の場合は当然といえば当然。
体が弱ってくると、悪いばい菌がおきだしてくるらしい。

人間だって移るが、通常はだいじょうぶ。
老人ホームなどで、発生しているみたいだ。

猟師さんの話だと、離れ子供イノシシは
病気にかかっている場合が多く
体力が落ち、群れで移動できなくなったヤツ、といった。

私がまだ若いころ、雄のでかいヤツと対峙したときは
半月型のキバの恐ろしさを、十二分に知った。
それより、その手の大将への深追いは、
命取りになることを会得している。

18-棚からぼた餅-木米爺様

2008-01-28 10:35:37 | Weblog
ことしゃー豊作であんべーいいってーのに、村の衆は神さんのこたーすっかり忘れちまって・・・。
いつまでもこんなにミグセー祠じゃー罰が当たるってーもんだ・・。
でも、ワシにゃケエショーねえから、せめてこれを召し上がってくだせー」
炭焼きの木米爺様は、栃餅団子と木の実酒を供え、燈明をあげていきました。

「ひやーーこれはありがたや。木米爺様の木の実酒は天下一品。
栃餅団子は腹持ちがいいし、あーりがーたや、ありがたやー」
木の実酒をチビリチビリ舐めるように飲みだしたのです。

酒の勢いか、福の神はドント置かれた「厄事計画書」を、ためらうことなく読み出したのです。
「ヒェーなんてマメなことだ。来年も良いことがなさそうだ。
そおいえばえらい昔に、なんとやらいう"厄事封じ込みの術"を教わったことがあったっけ。やったことがないから、忘れちゃった」

厄事の段取り・実行の緻密な計画に、あらためて厄病神の働きぶりに驚いた福の神。
ナルホドと思いつつ、"オイラにはとてもできないことだ"と、他人事。
久しぶりの酒に、だらしなく寝込んでしまいました。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本