一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

上棟、北側の山々を望む窓

2015年10月05日 | 島潟の住宅
島潟の住宅が上棟しました!



今回も建て方作業2日目でココまで作業が進みました。

大工さん5人で驚異的な早さです。 段取りがいいんですね 



早いといっても、登り梁の上にはシッカリと厚物合板で水平構面を張り





通気層を作り



屋根下地合板を張って



と、ちゃんと手間がかかっています。



また、まだサッシは付いていませんが、耐力壁は窓サイズに開口。

すでに、この家ならではの特徴がわかります。




立地は五十嵐川の土手のすぐ下の敷地。 土手通りからは見下ろすように家の北側全体が丸見え。

この土手通り(旧国道)の朝晩の交通量は多く(私も頻繁に通る)、プライバシーの確保は必須です。

よって、土手側(北側)は、なるべく窓は設けずにふさぎたい・・・

しかしながら、土手の向こう側、川の対岸には景観の良い山々が広がっている。



敷地から見ると北側ですが、山にとっては日当たり良好な南側。青々とした木々がとっても気持ちイイ 

この緑  を感じて生活したら絶対に心地良いはず。



そこで・・・

通りからは視線をカットして、リビングからは山の緑が見える。



そんな絶妙な高さとサイズの窓を北側に設けました。

通りから土手を見下ろすと (LDKの天井しか見えない)




リビングから北側を見ると (緑の山々がたっぷり室内で感じられる)
行き交う車はまったく見えない。





計画通りにうまくいった。

その様に設計したので当たり前なのだが、うまく行くとやっぱりうれしい。

かつ、ホッとする