一級建築士事務所 サトウ工務店

自然素材を使い省エネと快適性をデザインする 新潟の家

防水テープを圧着するヒミツ道具

2015年08月30日 | コの字プランの白い家

先日のブログで、防水テープは手でなでるくらいでは、本来の粘着力が発揮できない。とお話しました。

では、弊社の職人はどうやっているのか?



写真の様に専用のスキージーを使い、しっかりシゴいています。

接着する対象物の表面にある細かい凸凹を、粘着面で隙間なくおおうことで、しっかりと接着するのです。

濡れたビニール傘のヒダがピッタリとくっつく現象と同じです。

つまり、防水テープをスキージーでギューっとこすることで、空気を抜き 濡れた状態をつくります。

手でいくらこすっても、こういう状態にする事は難しいのです。 ましてや軍手をした状態では不可能です。

検査や施工マニュアルではあらゆる箇所で[テープを貼る]必要がありますが、どのように貼る(接着力を発揮させる)か?については触れていません  残念ながら貼ってさえあればOKなんです。

防水や気密のために必要があるからテープを貼るのですから、もうひと手間かけてテープの性能を100%発揮させたいものです。


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