オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

森のイスキヤⅡ

2010-10-16 | Weblog

10月16日(土) ここのところ慌ただしい日がつづいている。落ち着いてblogをupする余裕がなかった。今日は、来週に控えたお祭(べったら市)の準備でオールドボーイ達と築地に用品類の買出し。その後は、会社にて出し物の試作。

さて、どんなものが出来上がるやら・・・。お祭りの屋台の場所も決まったが、狭い。去年と同じような場所だが、もう少しスペースが欲しいところ。
19日(火)20(水)と慌ただしいのは致し方なし、皆さんが楽しんでくれればいいのだが。


「森のイスキヤ」に佐藤初女さんを訪ねて、早や一週間が経った。段々と記憶がぼやけてくるが、昨日カメラマンの杉田君が撮った写真が届き記憶を新たにしてくれた。

春にお会いした時よりお元気なご様子。食事の合い間に、10年前に取材したPR誌をお見せした。席を変えてじっくりとお読みになる。読み終えてインタビューの場に戻り「これは誰が書きましたか」と仰る。そして「私が考えていたことが、とってもよく書かれています」とのこと。

勿論、ライターは今・此処でインタビュー中の宏さんである。少し照れていたか。
以前のとおり、初女さんの挙措、話しかたはゆったりしているが無駄がない。デザートに出た蒸栗の剥きかたが実に美しい。(食事の時にご飯をよそいに行かれたが、実に丁寧で無駄な動きがなかった。多分、カメラマンのためにわざわざこの動きをされたように思える)

                            

私なりに、初女さんのことを一言で表現するなれば「丁寧に、丁寧に生きておられる人」となろうか。その丁寧さは半端ではない。森羅万象、いきとし生けるものすべてに対してそうである。そう云う方に出会い、接して貰える機会を得るのは仕事冥利に尽きる。

甘えてすっかり遅くなった。私達が車に移動すると、スタッフの女性たちが全員傘をさして見送って下さった。雨の中、あの教会の鐘が打ち鳴らされ、森へ空へと響いた。
初女さんは、明け放された扉の向う、玄関の板の間に正座しておられた。

清々しい思いで「森のイスキア」を辞去した。

余談だが、宏さんがイタリヤ半島の小島、イスキア島を訪れたのは10年前の取材の後のことである。今、またこうしてここを訪れるのも、何かの糸で繋がっていると云うことか・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする