オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

五分の魂・三分の理

2009-01-27 | Weblog
以前によく使っていた言葉。

「一寸の虫にも五分の魂」と「盗人にも三分の理」
夫々に、夫々の思いがあり。立場たちばで其々の言い分・理屈がる。

是を上手く、よく聞くことと、聞かないことのバランスが必要じゃないか。そんな意味合い含め使っていた言葉。


今の時代、三分の魂どころか一分の魂も無く、七分・八分いや~十の理を言い立て、世間を渡ろうというのが跋扈している。

そんな輩を、新聞やTVで目にするだけでなく、仕事や日々の中で、付き合っていかなくてはならない事も多い。

何処まで聞くか、何処まで許せるか。夫々が持っている器量・度量の多寡が決めるのか?


五分の魂を持ちながら、三分の理を云わない。そんな男になれたらいいが・・・。


或る時、納得させられた「魂と理」があった。

前にいた会社で、社会貢献活動の仕事をしていた頃の話。

宣伝担当が予算を出し、私のセクションが監修で会社の社会貢献活動をテーマにしたCM(インフォマーシャル)を何本か制作した。
取材先の支店や団体との調整、作品の最終的なチェックに責任を負っていた。

制作は、とある映像プロダクションで、宣伝担当が選定している。

このプロダクションで演出(プロデューサ)を担当していたのが、Tさんであった。
Tさんの名は前から聞いていた。(うるさ型として、関係者の間では有名だった)

何度か打合せをし、現場への取材や撮影にも立ち会った末、納品前の試写となった。

私は、この作品のタッチが気に入らなかったが、そのまま進んでいた。特に注文もつけなかった。(我々のセクションの名前が使いたい由の企画と割り切っていた)

私の好みからすると、もう少し歯切れがいい、テンポの早い方が好きだ。

試写が終った。我々のセクションの人間は、誰も、何も言わず散会した。

Tさんが、私を呼び止めた。
「ちょっと話をしたい」と云う。いいですよと、休憩コーナーへ行った。

「何で、有難うといわへんのや」「わしら、一生懸命やったんや」

と真剣な眼をして云う。「有難う」と言え、と云われたのは初めてだった。

一生懸命やるのは、仕事だからあたりまえ、だが、Tさんにとっての一生懸命は、一期一会の一生懸命。半端なものではなかったろう。

Tさんの思いが伝わってきた。
Tさんは、「有難うやおおきに」の世界を生きてきた人だった。
その言葉でしか表現出来ない、報いることができない世界を生き抜いてきた人。

私は、作品が気に入らなかったから、何も云わなかった。

Tさんは、作品を仕上るために、よりよくするために一生懸命やったから『有難う』を云うのが、人間としての有り様ではないかと云っている。

魂を込め、その理を云うTさんの生き様が分かったような気がした。

「申し訳なかった、有難う御座いました」と素直に言った。

魂と理を教えて貰った。そんなひとこま。

Tさんとの長い付き合いが、そこから始まった。



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沸騰してから煮よ

2009-01-27 | Weblog
1/27(火)またしても深夜に目覚める。何も考えないようにするが・・・。

6時すぎから弁当作りに着手。米三合を炊く。
昨夜帰宅して、貝柱と大根・人参を煮るが失敗。貝を煮るのに水のうちに鍋に放り込んでしまった。湯が沸いてからでしょう・・・。失敗!

ピーマン・セロリを塩味で炒める。トントロ豚肉を焼肉のたれで炒める。
残りものの南瓜を素揚げ、冷凍のミートコロッケを揚げる。

以上が今日のメニュー。四食分が完成。

今日の費用は、概算800円か?
一食あたり200円で~す。
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