足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

年末にかけては中・小型株が動く

2006-12-15 23:07:03 | 株式

世界の富豪であるバークシア・ハザウェイのウォーレン・バフェットは今年の株主宛の報告書の中でこんな話を書いている。

「昔々、アイザック・ニュートンは運動の3つの法則を発見した。天才だからの発見であった。しかし彼の才能も投資の世界では通用しなかった。南海泡沫事件では大きな損失をした。後になって、“星の動きの計算はできたが、気狂の数を計算することはできなかった”と語った。もし彼が大失敗をしなかったら、運動の第4番目の法則を発見していただろう。一般に投資家にとつて、運動量がふえれば成果は減少するということだ」

バフェットの成功の秘密は特定の銘柄への集中投資と、投資の回転率の低いことである。

ウォール街が強気だ。昨日はシティー・グループが2007年の相場見通しを出し「ダウ平均は14,000ドル(昨日の引け値・12,416ドル)、S&P5001,600ポイント(同1,425ポイント)」という数字を出した。

われわれの関心は相場の物色の方向性である。

年初来 ダウ平均+16%、S&P+14%、ナスダック+11%、ラッセル2000+17%であった。

引き続きラッセルに代表される小型株のアウトパフォームが続くのかどうか?

ハイテク、インターネット、バイオの宝庫であるナスダックが、今年の遅れを取り戻すのか?

新年の東京市場にも影響するだけに、NY相場の方向性をつかまなければならない。