足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

SNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)の成功者

2006-12-08 23:08:39 | 株式

マイスペースは世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)の企業である。

株式を公開するめに、世界のメディア王といわれるルバート・マードックのニュースコーポレーションの参下いりした。SNSのビジネスモデルは、いかに多くの参加者を囲い込むかが、成長のカギを握っている。それだけにグーグルのようにベンチャー・キャピタルから資金をいれて、自前でキャシュフローを積み上げていくというには、「時間が足りない」と考えた。マードックの傘下にはいるという選択は「時間を買った」とみたい。傘下にはいってから、1年間で世界中から1億人以上の会員を集めることに成功した。自前でやっていればここまで早いスピードでの成長は期待できなかっただろう。

Web2.0」革命の有望株をみる場合のヒントだ。

最近、マイスペースの創業者クリス・デウオールフは「カギ(成長の)はコミュニテーの規範と価値に忠実でなければならないこと。他人に自分を押しつけたり、他人が欲しないものを無理に売りつけようとすべきではない。このことは市場開拓のためには共通の理念である。特にマイスペースのような参加者が作り上げるビジネスでは必須のことだ。

ブランドの価値を保ちながら、会員の生活になにか役立つ価値をつけることを、いつも考えている」

この話から汲み取れるのは「儲ける」ということよりも、成長の秘密は別のところにあることを教えられる。

われわれの有望株の選択に生かせる言葉である。

本日はミクシィ(2121)が動いた。