足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

任天堂に欠陥商品・・・どうみるか?

2006-12-16 18:19:30 | 株式

「好事魔多し」という言葉通り、任天堂(7974)の「Wii」の新兵器であるコントローラーのストラップに欠陥が見つかり交換に応じると発表した。ゲームではテニスのラケットや剣のように振り回して遊ぶ基幹部品である。ストラップが切れないように太い商品と取り替える。すでに世界で320万台出荷されている商品が対象になる。

同時に人気商品のDSの充電用のアダプター20万台にも不具合の商品があり交換に応じると発表した。

その損失は「Wii]で数億円、アダプターで1~2億円としている。日本のメディアが報じただけではなくネットの「CNNMoney」でも大きく取り上げられた。外人の間での人気株であった。

週末の同社株は2万9420円と3万円台に挑戦する水準に人気化していただけに市場ではどう反応するか?

12月18日に追加で「Wii]を100万台出荷するが、それには新しいストラップ装備されるという。

世紀の投資家のビル・ミラーは「有望株という信念をもつて投資した株が安くなるのはチャンス」とおいうのがその投資哲学。

私は任天堂は年末、年初の人気のリード銘柄と判断してきた。仮に市場がマイナスの反応をするようなら、ビル・ミラーと同じような考えで行動をとりたい。

それよりも年内に「Wii]が420万台も出荷されるという数字が明らかになったほうに注目する。