足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

人気IPOの登場

2015-12-22 06:17:55 | 投資戦略
NY株は年末高を期待した投資家には物足りない動きであったが、引けにかけ上昇しサンタクロースのソリーの鈴音が耳に聞こえ始めた。24日は半日立会いで、今週は実質的には火曜日と水曜日の相場を残すだけ。
当然、トレーダーは積極的な動きは控える。
この日の出鼻をくじいたのは原油相場の動きだ。エネルギー・セクターのダウ平均への寄与率は6.2%、S&Pでは7.1%と生活必需品の7%に次ぐ存在である。それだけにエネルギー株の相場への影響力は無視できない。

東京市場では「掉尾の一振」を期待したが、いまのところはでは不発に終わっている。期待はクリスマス明けの来週と新年相場に移る。

先週末に公開されたア-クン(3927)が2日目に寄り付きストップ高で引けた。先の「トリトンスクエア通信」(12月9日)の「IPOスナップショット」でこの株のことを次のように紹介した。
「インターネット上でのPCセキュリティー対策関連。平成19年に国産製品「アークン・マルチウェア-V5」を発売し、PC向け業務管理ソフトとして主に中規模企業をターゲットにして営業をおこなってきた。
最近はサイバー・セキュリティが社会問題化し、企業の間でもその対策への関心が大きく高まり、PC,業務管理サーバー上での各クライアントの作業経歴の一元化の必要性が高まってきた。そのためサーバーに組み込んでのセット販売が増加している。」
2014年9月にFFRI(3692)が関連株の公開第1号で東京市場に登場して株価は8ヵ月余で18倍になった。反動が出たとはいえ現在でも9.6倍。
アークンは夢の再現を狙える銘柄である。FFRIより顧客範囲は広く、アマゾン・コムが関係している米インパーバ社(IMPV)の製品も扱う。
また先週の「トリトンスクエア通信(12月16日)でもウォール街の最近の関連株の動向を紹介した。
新年にかけても注目できる銘柄の登場である。