足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米国、日本、欧州の復活

2015-12-10 07:14:33 | 投資戦略
NY株の頭を原油相場が抑え、ダウ平均は3日間の続落。
中旬の米連銀FOMCでの利上げは確定的で、ウォール街では来年3月の最利上げ議論がはじまった。
米国では9年振りの利上げでイエレン議長は念願の金利正常化の道を踏み出す。
今回の利上げに続いて早くも次の利上げが話題になり金利先物市場では3月利上げの確率は42%。いずれにしても2016年は何回かの利上げが行われることは確実で、米国の金融市場が正常化にむかった進み始めた意味は大きい。
背景には米国経済が安定化を取り戻してきて、再び世界の王者としての位置づけをとりもどす。
日本も景気指標はまだら模様だが、次は日本、ドイツが世界経済の牽引役になるとみるエコノミストもウォール街では出てきた。中国の低迷がもたらせた所産でもある。

米バロンズ誌は2016年の有望株10選を発表した。中味をみると昨年の10選にひとつグーグル(社名がアルファベットに代わった/チツカーシンボルはGOOGL)は+42%と好調であった。今年は代わってアップル(AAPL)がはいった。iPhoneを中心に新製品サイクルの好調はあと2年続き、その先には新しい画期的な新商品の出現を期待する。
有望株10銘柄には東京市場にない銘柄が多い。

たとえばCVSヘルス(CVS)だが全米に7,822店のドラグストアを運営するが、それ以外にヘルケア分野では日本にない魅力のある多くのビジネスを展開中。日本のドラッグストアの10数年先を行く。改めてわれわれも注目しポートフォリオに早速いれたい。

東京市場では日本調剤(3411)の売り出し株の価格が決まった。CVSヘルスをモデルにしたビジネス展開ができる候補銘柄のひとつだ。