足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株の大幅高が気分を変える

2015-12-07 08:21:43 | 投資戦略
本日の東京市場は金曜日のNY株高が相場に反映されるだろう。
ウォール街では11月の好調な雇用統計の数字(+21万人増)で景気の足元の堅調さを再認識し堅調な地合いであったが、後半に相場上昇に拍車をかけたのはヨーロッパ中央銀行ドラギ総裁のNYでの講演であった。
前日のEU中央銀行会合後にはサプライズがなかったことに失望し欧米の株価が下落した。その後、ドラギ総裁はNYに飛び講演会で「われわれは力を温存しており、行動の用意がある。必要なら動く」という短いコメントを出しNY株は大きく反応した。米国株と欧州株の関連性を改めて世界の投資家に印象づけた。
NY株は3ヵ月ぶりの大幅高になった。

本日の東京市場も週末の大幅安から年末高相場に向かって再び上昇トレンドを取り戻すだろう。

バロンズ誌が2016年の有望株10銘柄を掲載した2015年の有望10銘柄での値上がりトップはアルファベット(GOOGL/当時はグーグル)で42%上がった。第2位はボーング(BA),ロイヤルカリビアン・クルーズ(RCL)の各+11%、ギリアド・サイエンシス(GILD)+8%、GM+5%が上昇し、残りの注目株は全部マイナス。注目株10社は平均で-6%下落、S&P500の-2%より悪かった。「サルも木から落ちた」

ことしはAMCネットワークス(AMCX),アップル(AAPL),セルジーン(CELG),CVSヘルス(CVS),デルタ・エアー(DAL),ディスカバー・フィナンシャル・サービス(DFS),エレクトロニクス・アーツ(EA),フートロッカー(FL),GM(GM)、モーホーク・インダストリー(MHK)。
日本株投資に参考になるのは自動車、ヘルスケア、空輸、金融、住宅関連である。
東京市場でもトヨタ自(7203)、マツダ(7261)、富士重工業(7270)、JAL(9201),ANA(9202)が注目される。

米国で旅行商品関連株が強い。プライスライン・コム(PCLM)、トリップアドバイザーズ(TRIP)だが、日本では引き続き一休(2450)、ぐるなび(2440)に注目。