週明けのNY市場は下落した。一時、ダウ平均は125ドル安になったが、引けに48ドル安まで下げ幅を縮めた。
この日は2つの地政学リスクが相場に影響した。ガザでの紛争、ウクライナで墜落問題が尾をひいた。一方、市場ではモメンタム(材料株)の代表挌の映画などビデオ配信のネットフレック(NFLX)、メキシコ料理チェーンのチボトル(CMG)が業績好調で人気を集めた。
NYダウ平均は1万7000ドル台固めの感じが強い。
大手運用会社GMOの創始者ジェレミー・グランサムが米連銀イェーレン議長の政策に痛烈な批判のコメントを発表し市場では注目を集めた。
「歴史をみれば極端な低金利はバブルを生んできた。グリーンスパンとバーナンキ両議長と同じようにイェーレン議長もバブル崩壊の傷跡を最小にすることだけに専念している」と強調した。40年にわたる運用の世界での成功者だけに、市場でも注目する向きは多い。特に1980年代の日本の資産バブルを適確に予見したことで有名。