足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米ハイテクに注目・・・フレッド・ヒッキー

2013-10-28 07:42:24 | 株式

 米バロンズ誌は著名な7人の実践家による「成功のための投資戦略会合」を開いた。

 1回の会合だが9年目になる。同誌は年初に新春座談会を開くが、そのメンバーが中心だ。ただことしはヘッジファンドの大御所レオン・ク―パマン(オメガ・アドバイザーズ)のほかデビッド・ヘロー(バリス・アソシエィツ)が加わった。モーニングスターが21世紀初頭10年間の最高の運用者という称号を贈った新鋭だ。

 戦略会合で注目されるのはハイテク株への強気が増えてきたことだ。ハイテク専門ニュースレーを経営するフレッド・ヒッキーが2000年以来、ハイテクに弱気であったが「そろり・・」と前向きに転換した。理由は世界的に携帯端末が新しい技術革新を生み出すというのが変心の理由のひとつだ。

 月曜日に決算発表をするアップル(AAPL)を勧めた。「最近、自分も投資した。新製品iPhone5に注目している。利益率の向上に貢献する。決算次第では買い増しも考える」と語った。

 いま一つの注目株はJDS Uniphase(JDSU)で携帯電話の先端的な部品を提供するほか、米国ではスプリント(S,T-モバイル(TMUS,AT&A(T),ボーダフォン(VOD)など大手電話会社が競って設備投資を増やし新製品の開発競争がはじまったからだ。この株は先のITバブルの時のスター的な存在で、アマゾン(AMZN)のように波乱期を生き残った。冷静で慎重なフレッド・ヒッキーが動き出したことに注目したい。 

 

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