足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株、2011年末以来の反騰

2013-10-11 07:40:40 | 株式

 NY株は201112月以来の上昇になり15000ドル台乗せ。

 野党の共和党が債務上限を一時的に引き上げることに同意したことが材料だ。201112月といえばバーナンキ議長がQE2(第2次量的緩和)を発動したときだ。

 相場の反騰のリード役は金融株で週末に決算発表するJPモルガン(JPM,ウェルズファーゴ(WFC)が大幅高になった。

 また最近の上昇相場の立役者であったハイテクのネットフレックス(NFLX,Eベイ(EBAY,フェイスブック(FB,プライスライン・コム(PCLN)なども反騰した。これら一連のハイテク株が最近のNY株の動向を左右する。

 今週、米バロンズ誌は太陽光発電株を推奨したが、昨日も大幅高になった。太陽光発電関連の相場は若く先行き株価の上昇余地は大きいとみる。株価には年初来、3~5倍になる銘柄が多いが、株価が上昇する局面で出来高が急増することにバロンズ誌は注目している。

 代表的な銘柄は太陽光関連株のETFであるグッケンハイム・ソラー(TAN)だ。2007年のリーマンショック前には$300台の株価であったが、昨年は$12.60まで暴落した。関連株の動きは2000年のITバブル後のインターネット関連に似ている。ここへきて業績の回復も顕著になってきた。

 東京市場でも関連株の人気が回復している。代表的な例はウエストホールディングス(1407)で業績の回復で大幅な増配をした。連休明けに20138月期の業績を発表する。