NY株は第1四半期の米GDPの発表に反応してまちまちの動きだ。
GDPは+2.5%と事前の予想の+3.1%より下回った。政府支出が足を引っ張った。
それでも数値は昨年第4四半期の+0.4%に比べて大きく好転した。
市場の関心は来週金曜日(5月3日)の米雇用統計(4月)に移る。
昨日の日銀政策会合では物価目標+2.0%を2015年度の早い時期に達成するという見通しが出た。日本の景気の回復の足取りは黒田日銀総裁の明確な舵取りで明確になってきた。
今回の世界経済の回復の大きな貢献者である米連銀総裁バーナンキ議長の去就についは、ウォール街では見方が固まってきた。バーナンキ議長は来年初めに任期が切れ退任はほぼ確実。後任には連銀のイエーレン副総裁が昇格するとみる。これまでバーンキ議長を支えてきた立役者である。現在の金融政策は100パーセント踏襲される。
バーナンキ議長フアンにとっては残念なことだ。
東京市場では決算発表がヤマ場を迎えた。
昨日は野村ホールディング(8604)、富士重工業(7270)がサプライズ決算を出した。
われわれの注目株だけに来週の株価の動きに注目。