NY株は新高値を更新した。
昨日からアルコア(AA)を皮切りに第1四半期の決算発表が始まった。予想を上回る内容に市場はひと安心した。この日のハイライトはマイクロソフト、インテルのハイテク株が上昇したこと、太陽光パネルのファースト・ソラー(FSLR)の急騰だ。
太陽光発電のファースト・ソラーは1日で50%以上も上がった。決算が予想を大きく上回ることを会社が公表した。関連株が軒並み急騰。
いまひとつの注目点は債券王ビル・グロス(ピムコ投資顧問会社)が米国と日本の国債の比率を引き上げたことだ。日銀の大幅な政策変更で日米の債券相場の先行きに一段の強気に転換した。先の黒田新総裁の政策をグロスは批判したが、足元の動きには率直に乗るあたり運用については柔軟な行動をとる。債券王という名が冠されるのがわかる。
いまひとつの注目点は中国の3月の消費者物価の低下だ。2月の年率+3.2%から+2.1%になった。新興市場への資金の流れが進むだろう。
われわれの投資の視点の広がりに忙しくなってきた。
東京市場は自動車と不動産が急騰し短期的にテクニカル面で過熱したが、全体の相場は1万4000円に向かうトレンドには変更はない。
金融株への物色の幅を証券、銀行から消費者金融、リース、地方銀行などにも広げたい。
アイフル(8515)の動きがこの分野での業績の変化率の大きいことを暗示している。