足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株に反動高・・・悲観人気が強かった

2011-06-01 07:46:51 | 株式

休明けのNY株は上昇した。

これまで相場の懸念材料であったギリシア問題にドイツが積極的に救済策を出すという期待感が出たのがきっかけで、資金が株式に向かった。ここ4週間下落した相場で個人投資家の間では弱気筋がふえていた。景気指標はまちまちで機関投資家は週末の雇用統計待ちという姿勢をとる向きが多い。逆張りの買いがはいる。

われわれが注目してきた米国株のネット・フリックス(NFLX)が新高値になったほか、最近、注目株として取り上げたオムニビジョン(OVTI)が上昇した。前者はオンラインによるビデオレンタルで急成長を続ける企業、後者は画像処理のソフト開発企業である。携帯端末向けに需要が急増している。

東京市場も本日から6月相場いりをする。NY株に左右される動きは不変であるが、昨日はNY市場で円相場が下落した。6月で米連銀の資産買取り政策が打ち切りになり、これまでの積極的な資金供給は一服する。ドル金利が上昇トレンドに入れば円安には追い風になる。

引き続き太陽電池関連の銘柄への注目を続けたい。これまで注目してきた中堅の関連株のトレンドの上昇には変わりがない。

しばらく鳴りを潜めていた任天堂(7974)が来週7日からの米国でのE3ショーでWii2のベールを脱ぐ。米国のウェブ上では様々な情報が飛び交う。日本の50倍以上の情報が流れているが、「プレジェクト・カフェ」というコードで任天堂が内容を関係先に公開しているのが漏れている。任天堂株には当面はショート・カバーが入り始めた。