任天堂(7974)が大幅安になった。今回の上昇局面でもあまり例が無いぐらいの下落で、11月1日の高値から23%も下がった。短期間の下げであっただけに、テクニカル面で問題にする向きも多い。
特に外人投資家のアナリストのなかで見方が分かれてきた。
先週のCnnMoneyには“Wii人気か?Wiiの限界?”という記事が掲載された。DSとWiiはマニア向けのゲームではなく、だれでも簡単に楽しめるゲームとして成功したが、さらに一段と飛躍するには新しい機軸を出さなければカベにつき当たるというのが、慎重論をとり始めたアナリストの見方。
しかし東京在住のアタル・ゴーヤル(CLSA)は「多くの家庭にWiiが普及し、いよいよこれからソフトが同社の利益を一段とおし上げる。増益率は+86%になる」と強気だ。アナリストの平均のコンセンサスの増益率は+67%だ。
ゴーヤルは「これからも利益が増額されるたびに投資家は買い増していくだろう」と語ってる。
当面、同社の材料は株価では空白になる。12月1日のソフトの「Wii Fit」までは大きな期待材料なない。しかし東京市場ではトヨタ自、キャノンなどと並ぶ象徴的な存在である。
有力なソフト開発会社は発売を予定していた、キラー・ソフトの販売を来年に持ち越した。専門家の目でみれば「Wii1Fit」はすごい人気商品になるとみてるのか?