10月の米国の家庭用ゲーム機器の動向が発表された。
任天堂Wii519,000台、Xbox366,000台、PS3121,000台であった。ゲーム機器とソフトを合計した販売高は前年比+73%と大きく伸びた。ゲーム市場が季節に関係なく人気を集めるサイクルにはいっている。
追いかけてソニーが11月11日に終わる1週間のPS3の販売高が100,000台になったと発表した。先に$100の値下げをした効果がフルに現れてきた。今月下旬の感謝祭のショッピング・シーズンを前にして、早くも効果が出てきたようである。
ストリンガー会長は「ようやく転換点を経過した。製品に火がついた」と語ったという。
米国の業界では任天堂のWiiの供給不足がいわれている。それにしても今年のクリスマス商戦での目玉には3社のゲーム機器をめぐって様々な話題が巻き起こりそう。
日本では12月1日には任天堂の期待のソフト「Wii Fit」が出るが、もともとは米国のゲーム・フアンが「Wii Sports」で考えた遊び方を、任天堂がいち早く取り入れたものではないか?
ゲーム関連株の人気は年末にかけて市場の柱のひとつになる。
本日の東京市場では日経平均は下げたが、マザーズ市場はプラスで終わった。個々の銘柄では、まるでエマージング市場なみの上昇率がみられる。われわれは引き続き、新興市場の成長株の押し目狙いの戦法を進めている。