足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

グーグルが$700超えた・・・株式投資のヒント

2007-11-01 21:11:57 | 株式
グーグル(GOOG)の株価が$700を超えた。
株価の目標値のコンセンサスは$730であったので、それを達成するのは時間の問題である。
時価総額は2200億ドル(25兆3000億円)になった。ハイテクの代表格のシスコ・システムズの時価総額2016億ドル(23兆1000億円)を上回った。東京市場の最大の時価総額であるトヨタ自の21兆円をもしのいだ。
ここ6週間半で株価の上昇で時価総額は550億ドル(6兆3000億円)ふえたが、設立が4年先輩のヤフーの時価総額が420億ドル(4兆8300億円)。
世界の市場で、もっとも合理的な株価形成が行われているのがニューヨーク市場とみているが、6週間強でいまひとつヤフーが誕生した勘定になる。
「株価の価値を判断するのを何に求めるか?」と自問自答したくなる。
NY市場では株価が$100を超えると、経営者は株式分割を考え、市場での人気を狙うのが普通だ。しかしグーグルの経営陣の頭の中には株式分割などはまったくない。
そういえばウォーレン・バフェットのバークシァ・ハザウェイ(BRKA)の株価は1株が$132,500(1523万円)である。グーグルの創業者は公開時に「経営はバフェットに学ぶ。現場から上がってきた数字に手心を加えることは絶対にしない」と語っていたのを思い出す。
株価はどこまで上がるのか?
デビッド・ガリティ(ダイナサー証券アナリスト)は「目標値は$985」とレポートし注目を集めている。
グーグルはSNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)と携帯電話を戦略部門に置いた。インターネットの技術革新は無限であることを教えてくれた。
東京市場での成長株投資のヒントがある。