Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『ミナリ』

2021-03-24 15:58:09 | 映画,DVD,ビデオ


ポスターの【アカデミー賞最有力!】の文字で見ることにした。

アメリカに移民してきた韓国人家族の話。韓国系アメリカ人か?

時代は1980年代。ジェイコブ(家長)は、アーカンソー州の安いくて広い土地を買って農業を始めようとする。日々の生活の糧としては、妻モニカが鶏のひな鳥のオス・メスの選別の仕事をしている。家はトレーラー・ハウスというのだろうか?細長いトラックのような家。タイヤが付いているが、動かす事が出来るのだろうか?

家族は娘アン、息子デビッド。デビッドは心臓が悪く、モニカは病院まで一時間かかる田舎暮らしに不満を感じている。子供たちの面倒をみてもらうために、モニカは韓国から実母スンジャを呼び寄せる。

井戸を掘りあてるが、しばらくすると水は枯れてしまう。トレーラー・ハウスの水道を使って作物に与えるのでトレーラー・ハウスでは水が使えなくなる。作物が育ってきたが、売り先が見つからないうちに育ち過ぎて売り物にならない状態になってしまう。

ポールという頭の弱そうなアメリカ人がジェイコブを手伝ってくれる。一家は教会に行って近所に友人が出来る。韓国人以外の人達とも交流を持つようになる。

モニカの母スンジャはデビッドを伴って近隣の土地を歩いて川にたどり着き韓国から持ってきたセリの種をまく。タイトルの『ミナリ』はセリの事。デビッドはスンジャを敬遠していたが徐々に親しみを覚えていく。

スンジャが脳出血に見舞われて入院。やがて退院したがぼけ?後遺症?が出始める。

収穫した野菜や農具をしまっておく小屋の近くでスンジャが...。

農地として買った土地は農業に向いてたのか?向いてない土地をつかまされたのか?水の確保も野菜の売り先の確保も後手後手。素人が新たな事に挑戦するのだからトラブルはつきもの。全体としてどうって事のないやや平板な感じのストーリーでハッピーエンドじゃない。日本人が見てもピンとこない気がするが、アメリカ人というのはインディアンを除けば全員が移民か、あるいは奴隷として連れて来られた人達だから、自分たちの過去の出来事が映画になっていると言う風に見るようだ。

アカデミー賞に、作品、監督、主演男優、助演女優、脚本、音楽の6部門でノミネートされているから、注目度高い作品なのだろう。いくつかは取るだろう。

何回か見れば味が出てくるかも。
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