Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

スタアの死

2020-10-05 12:39:21 | 映画,DVD,ビデオ


映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』を初めて見た時、僕が一番驚いたのは竹内結子演じる “スタア” がマレーシアの市場の中でマレーシアの女性に変身していて、特殊メイクのマスクを外した時だった。

映画の冒頭でダー子とスタアはニセモノの花粉症の薬を売り付けようとして失敗。仲違いしていたので、スタアがそういう役割をのちのち演じているなんて全く想像もしなかった。

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は非常に面白いのだ。誰が誰を騙しているのか?、いつから?、どうやって?と見る度に様々な疑問点がわき起こる映画であったので僕は結局8回見た。ようやく疑問点に対して納得出来る答えが得られるようになった。

9月28日に僕は8回目を見た。27日に彼女は亡くなっている。ニュースでその事は知っていた。三浦春馬氏もそうだが、目の前で芝居をしている(映画館だが)俳優が、実は既にこの世に存在しないというのは不思議なものだ。ロードショー公開中の映画だし。

芸能人の場合はだいたいそうだが、先日の彼女の訃報も現実感の無い話に思われた。竹内結子という女優の事を僕は今まで全く知らなかったし、この映画で知った俳優の一人だった。一昨年まで長年映画館に行かなかったし、テレビを持ってないのだ。

この映画を見る度に、女性達(長澤まさみ、竹内結子、広末涼子など)の変貌ぶり、騙しぶりに感心し、笑顔も素晴らしいと感じていた。

自殺というのは、発作的に勢いで致命的な行為を行ってしまうという事なのではないかと僕は思う。死の寸前に本人はもしかしたら後悔するという事もあるのではないだろうか?その時にはもうこの世に自力では戻れない状態になっているから死ぬしかない。そういう自殺も多いのではないか?

俳優のプライベートな生活ぶりはうかがい知れない。スクリーンやテレビで見せる笑顔の裏側には、心に暗い深い闇があったのだろうか?

この件に関しての松本人志氏の発言は傾聴に値すると思うので記す。

「仕事も順調そうだったのにとか、よくこういう時って言われますけど、自分に置き換えた時に、たぶん俺も周りからは仕事順調そうに見えんのやろなと思うけど、40年もやってるけど順調やと思った事一回もないけどね。本人にしたらやっぱりいろいろありますよ。俺は何度かそういう事が、自分で終わらしたろか?と思った事が、よぎる事が実は何度か俺もあんのね。あるんですけど、俺の中の解決方法はそういうのって一生使わない最後の切り札みたいな考え方を持ってて、変な言い方ですけど、いつでも出来るから今日じゃなくていいやん、て思って明日にまわしたらまた変わってくると思うんですよね。これは俺だけの勝手な考えですけどね。みんなもそういう風に思えたら良いのではないかな」
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