(平成27年10月1日)
職業能力開発促進法の一部改正に伴い、ジョブ・カード制度が一部改正されました。
「日本再興戦略」改訂2014(平成26年6月24日閣議決定)において、ジョブ・カードは学生段階から職業生活を通じて活用し、自身の職務や実績・経験、能力等の明確化を図ることができるものとなるよう、コンセプトを抜本的に見直すとされていました。
新ジョブ・カード制度では、職業訓練受講者、求職者のみならず、学生や在職労働者も対象に含み、「生涯を通じたキャリア・プランニング」、「職業能力証明」のツールであることをコンセプトに、求職活動、職業能力開発などの各場面において一層活用されるよう、活用方法、様式等を見直しました。
新ジョブ・カード制度における新ジョブ・カード様式は①キャリア・プランシート、②職務経歴シート、③職業能力証明シートに分かれ、さらに就業経験の有無、訓練の目的等ごとに細分化されました。
(厚労省委託事業所レックの記事よりコピー)
キャリアコンサルタントの人たちが集まり作ったECCAの役員を辞して1年が来る。たまには研修会に参加してぼんやり頭の中を整理しなければ・・・
新ジョブカードの研修会をやるからおいでよ・・と誘われ強い雨のなか会場へ、ついでに行く途中に映画「オデッセイ」を観たいから映画館まで連れて行って欲しいと奥さんからの頼まれごとも併せて・・。
私が旧カードを作成したのは数人くらいだろうか・・。なんだか方程式に当てはめて求職者を描くような様式に他のキャリアコンサルタントが本意を得たりとする相談仕事ごとに違和感を覚えてジョブカードを作ることにためらいがある。
自己理解をいかに進めるか・・現在の今いる自分の位置情報を得る方法。例えば大海原を航行する船ならば、、外洋で船の位置を知るには太陽や星を見て、船の位置を知る「天測」が船位を知るための唯一の方法であった。そこで活躍したのが「六分儀」であり、長い間、天文用と航海用の測定器として使用されてきた。今レーダーやGPS等がそれらに代っているんだろう。
どこに向かっていけばよいのか、自分はどれほどの能力を持っているのか、何に向いているのかなど自分を知るのがジョブカードであるとすれば、気付きをもたらしてくれるものがジョブカードだとすればカードは自分にとって六分儀成り得るか・?何もかも位置情報を予測してくれそうなキャリアカウンセラーさんがGPSやレーダーたり得るか?などと考えると、ついつい面倒くさくなる。よって、勝手におやりよと云ってしまいそうで・・・。
電子機器が使用できなくなると船舶はどうするんだろう、と船乗りであった叔父に聞いてみると、航海士さんは今でも六分儀は船に積んでおり天測できるらしい。
ジョブカードを作ったお役人さんはどのような職業観や人生観を持っている人なんだろうかと想像をする。きっと紆余曲折しながらキャリアを形成した人たちではないんだろうと、ドイツやイギリスなどの職業指導などを参考にして作ったものではないのだろうか、と。日本人らしい職業指導ができるような制度がないものかと・・。
しかしジョブカードに助成金を絡めて予算を動かすことに最も意味があるとすると求職者は刺身のつまにならないか。事業所に向けて買って欲しいという自己労働力商品のパンフレットを作るにあたり、採用側に食指を動かすようなパンフ作りにちょっと嫌気がさしておる。