備忘録として

タイトルのまま

ドリアン

2009-08-26 06:43:56 | 東南アジア

T百貨店の食料品売り場で”ドリアンサイダー”なるものが並んでいたので買った。栓をひねった瞬間、あの強烈なにおいが噴き出してきた。



写真は昨年5月にシンガポールへ行った時、娘のアパートで食べたドリアン(Durian)である。においが強烈なため、公共交通機関でドリアンを運ぶことは禁止されているので、このドリアンをどのようにして家に持ち帰ったのか覚えていない。家の近くで売っていたか友人の車で運んだかのどちらかだと思う。
初めてドリアンを食べたのは、1980年マレーシアの東海岸にあるCukaiという小さな町の市場である。ドリアンを食べようと薦めたシンガポール人の同僚は、最初からドリアンを食べられる日本人はあまりいないと言ったが、においは別にしてその時のドリアンは美味しかった。以来、6月と12月の出荷シーズンには必ず食べるようになった。最初は受け付けなかった妻も、生まれたときからドリアンに触れて育った子供たちも我が家は皆、ドリアン好きで、窓を開け放し床に広げた新聞紙の上で果肉を並べ、車座になってむさぼり食べるのが常だった。
鼻や胸にググッとくるほど発酵したものが最高なのだが、淡白なものや水ぽいものもあり、同じ棚から買ったものでもドリアンの味は千差で飽きない。私のベストドリアンは以下のとおり。
1.シンガポール人の同僚の家の木に成っていたドリアン
2.シンガポールの首相も好物だというDurian24という銘柄のもの
3.マレーシアの道沿いの屋台で売っていたドリアン
4.インドネシアのパレンバンで、手こぎ舟に山盛り(5~60個はあった)をUS$5で買って食べまくったドリアン
最近はシーズンがなくなったのか、ドリアンは年がら年中売られている。

シンガポールに長く住んでいる人でも、においがだめでドリアンを嫌う人が多かった。それにもかかわらず、ドリアンの強烈なにおいを売りにするドリアンサイダーがそれも日本のスーパーマーケットに並んでいることが不思議だ。もの珍しさで買った人の多くが栓をひねった瞬間、その場から逃げだすだろうと想像できる、ほど、ドリアンのあのにおいが封じ込められている珍品だ。
ドリアン食いてぇ~!!!!


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