備忘録として

タイトルのまま

東京スカイツリー

2010-03-13 08:13:46 | 江戸

 2月末東京へ行った時、東京スカイツリーを息子のアパートから撮った。300mを超えたらしい。3月中には333mの東京タワーを超えるらしい。

 スカイツリーは、法隆寺の五重塔の心柱と同じ耐震構造を採用しているという。構造的に分離した心柱と周辺構造が、地震の時に別々に揺れ、振動が相殺されるという設計である。

 写真は法隆寺五重塔ではなく何度か行った山口市の瑠璃光寺の五重塔である。屋根がヒノキの皮葺きで濃い暗褐色を呈し、塔全体が落ち着いた色調で格調高い。司馬遼太郎の「街道をゆく 長州路」を紐解くと、”正面の塔の古色が尋常でないために自分が幻想の舞台にとびあがってしまったよう-----(長州はいい塔をもっている)と、惚れぼれするおもいであった。”と絶賛している。ここで花見をする知り合いによると桜を背景にした塔も素晴らしいということだが、きっとそうだと思う。

 東京タワーとの関わりは、1971年の高校の修学旅行、数年前に二女と行った、リリー・フランキーの「東京タワー」を読んだ、映画「三丁目の夕日」ぐらいかな。高校の修学旅行のときは、自由行動の日に級友と特別展望台に上り風で揺れることに興奮したことやマダムタッソウの蝋人形館に入って仲間とはぐれてしまったことを思い出す。学生服を着て長髪で徳島弁で大声をあげる高校生たちが、東京人に馬鹿にされてはいけないと精一杯背伸びした旅行だったような気がする。そもそも東京を修学旅行先にすること自体が田舎者(いなかもん)の証拠だということに気がついていなかった。その後、東京は田舎以上に田舎の部分があることに気付くのにそう時間はかからなかったけど。


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