一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

結局、中国はロケットエンジンの自国開発が出来なかった

2017-01-26 05:16:11 | 日記

中国は人間を宇宙に飛ばすことは出来た。しかし、そこで使われたロケットエンジンはロシア製のものだった。その後、中国はロケットエンジンの自国の開発を進めていたが、大きな推力が出るエンジンの開発は出来ずに終わってしまった。最終的には大出力のロケットエンジンはロシアから購入することになったようだ。何故エンジンの開発が出来なかったのだろうか。そこには基本的なことが欠けている。

中国では未だに自動車のエンジンの開発が出来ないでいる。自動車のエンジンの開発が出来ないのに、なぜロケットのエンジンの開発が出来るのか、という疑問が出てくる。もっと基本な所はオートバイのエンジンの自国の開発も間々ならない。要は、エンジンの開発の基本から学ばなければならないのではないか。エンジンの開発には動力の基本的な構造の研究をすることが必要だ。エンジンの開発の前に精密機械の基本から研究をしなければならないのではないか。

機械工業は大型から小型まで様々なものがある。現在では、ミクロの世界まで進んでいる。中国は機械工業に関する基本技術の研究を怠っていたために、どの分野に進むのも必ず壁にぶつかってしまう。基礎技術の研究が最も重要なことであることは若しかすると解っているのかもしれないが、国として早く完成したいという気持ちが先に立ってしまうのかもしれない。基礎研究を怠ったまま、先に進んでも必ず壁にぶつかる。

もう一つ中国で起きていることは軍事産業と民事産業が全く交流がないことだ。日本や欧米は軍事産業と民事産業が上手く絡み合って研究が進められている。どの分野を取って見ても軍事と民事の境目は定めることが難しい。軍事と民事が協力し合って技術開発を進めるのは何処の国でもやっていることだ。所が中国では軍事と民事が全く繋がっていない、というところがあるために技術開発の自国での進歩が遅れることになっているのではないか。

何処の国も技術開発は必要である。自国で開発が出来なければ何処かで開発をしたものを高額を支払って手に入れなければならなくなる。開発には時間とお金、そして人材が必要だ。中国は軍事予算は沢山使うが民事にはお金を使っていない。お金だけではないだろう。人材育成もどうなのか。幾ら国が大きく、人口が多くても必要な所にお金を投入しなければ諸外国から置き去りにされてしまうだろう。技術後進国にならないためにどうしたらいいのか、よく考えた方が良い。

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